ナナオ、手書きソフト付きのマルチタッチ液晶――「FlexScan T2351W-PPL/T1751-PPL」
ナナオの「FlexScan T2351W-PPL」と「FlexScan T1751-PPL」は、手書きソフトが付属したタッチパネル装着の液晶ディスプレイ。ビジネスや文教での利用に向いている。
ナナオは5月16日、手書きソフトウェアが標準添付されたマルチタッチ対応の液晶ディスプレイを発表した。23型ワイドモデル「FlexScan T2351W-PPL」と17型モデル「FlexScan T1751-PPL」の2機種を用意し、いずれも7月20日に発売する。価格はオープン、同社直販EIZOダイレクトでの販売価格はT2351W-PPLが9万4800円、T1751-PPLが11万9800円だ。対応OSはWindows 7/Vista。
いずれも赤外線光学イメージング方式によるWindows 7のマルチタッチ操作に対応した液晶ディスプレイ。製品に付属する専用のタッチペンのほか、市販のタッチペンや指先でもタッチ操作が可能だ。タッチ面には強化ガラスを用いている。表面硬度はT2351W-PPLが6Mohs、T1751-PPLが5.5Mohs。
付属の手書きソフト「PenPlus プロ for EIZO」は、プラスソフト製の「PenPlus プロ」に独自の機能を追加したもの。表示画面を擬似的に分割してウィンドウを整列できる「EIZO ScreenSlicer」機能や、手書き入力が行える範囲を制限する機能が利用可能だ。PCのデスクトップ画面やWebブラウザに手書き入力できるほか、キーボードでのテキスト入力や画像、スタンプ、図形の貼り付け、入力文字の加工などが行える。入力した内容はMicrosoft Officeの文書にペーストして利用することもできる。
文教分野においては、手元のタッチパネル装着液晶ディスプレイの操作画面をミラーリング表示して使うことで、大型テレビやプロジェクターを電子黒板として活用することも想定している。
T2351W-PPLは1980×1080ドット表示の23型ワイドパネル(グレア)を採用。輝度は265カンデラ/平方メートル、コントラスト比は3000:1、応答速度は黒→白→黒が25ms、中間階調域が7ms、視野角は上下/左右で各178度、最大表示色はRGB各8ビットの1677万色(10ビットLUT)だ。HDMI、DVI-D(HDCP)、アナログD-Subの映像入力、ステレオミニの音声入力、出力350ミリワットのモノラルスピーカーを装備する。
T1751-PPLは1280×1024ドット表示の17型パネル(ノングレア)を採用。輝度は180カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1500:1、応答速度は黒→白→黒が25ms、視野角は上下/左右で各178度、最大表示色はRGB各8ビットの1677万色(10ビットLUT)だ。DVI-D(HDCP)、アナログD-Subの映像入力、ステレオミニの音声入力、出力500ミリワット+500ミリワットのステレオスピーカーを搭載する。
いずれもスタンドは10度ずつ6段階(15/25/35/45/55/65度)に調整可能。本体サイズと重量は、T2351W-PPLが557(幅)×194〜367(奥行き)×204.5〜375.5(高さ)ミリで約7.6キロ、T1751-PPLが392(幅)×191〜360(奥行き)×199〜366(高さ)ミリで約5.3キロだ。
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