SCE、PS3向けの「3Dディスプレイ」を2011年秋以降に発売:4倍速VAパネル、2系統HDMI入力
SCEは3D立体視対応の24型フルHD液晶ディスプレイ「3Dディスプレイ」を2011年秋以降に発売する。2プレイヤーモードで違う画面を各プレイヤーに表示できる機能も搭載した。
4倍速フレームシーケンシャル方式の3D立体視に対応した24型フルHD液晶
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は6月7日、3D立体視対応の24型フルHD液晶ディスプレイ「3Dディスプレイ」(型番:CECH-ZED1)を発表した。日欧米アジア各地域で2011年秋より順次発売する。
米国での価格はアクティブシャッター方式の3Dメガネ(型番:CECH-ZEG1)、HDMIケーブル、プレイステーション 3用ソフト「RESISTANCE 3」を付属して499.99USドル、3Dメガネ単体での価格は69.99USドル。そのほかの地域では、順次案内するという。
3D立体視はフレームシーケンシャル方式を採用。4倍速駆動によって、右目用と左目用の画像が混ざるクロストークを抑えている。3D信号はフレームパッキング、トップアンドボトム、サイドバイサイドの各方式をサポートした。
液晶パネルはVA方式。解像度は1920×1080ドット、コントラスト比は5000:1、応答速度は4ms(中間階調の平均)、視野角は上下/左右とも176度、表示色は約1677万色、色域はNTSC比72%(CIE 1931)、バックライトはエッジライト方式の白色LEDだ。
入力端子はHDMI×2、コンポーネントビデオ(プレイステーション 2やプレイステーション・ポータブルの接続を想定)を搭載。出力3ワット+3ワットのステレオスピーカーと5ワットのサブウーファーを内蔵するほか、ステレオミニのヘッドフォン出力も備える。
本体サイズは650(幅)×207(奥行き)×391(高さ)ミリ、重量は約5.7キロ。液晶ディスプレイ部の最厚部は35ミリに抑えている。AC電源は本体に内蔵する。
機能面ではフレームシーケンシャル方式を利用し、2人でプレイするゲームにおいて、各プレイヤーに異なる映像を表示できる機能を装備。付属の3Dメガネをかけて対応したコンテンツを見ることで、この機能を利用することが可能だ。電源を入れて約1秒で画面が表示される高速起動モード、映像信号を5秒間受信しないと自動的にスタンバイに切り替わる省電力モードも搭載した。
アクティブシャッター方式の3DメガネであるCECH-ZEG1は、リチウムイオンバッテリーを内蔵し、USBで充電する仕様。駆動時間は3分の急速充電で約3時間、45分の充電で約30時間としている。
オプションのBDリモートコントローラ(CECH-ZRC1)を追加すれば、赤外線通信により同製品のすべてのリモート操作も可能になる。
関連キーワード
3D | 3Dメガネ | ディスプレイ | 液晶 | 立体視 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | フレームシーケンシャル | フルHD | PS3 | VA方式 | 240Hz駆動 | RESISTANCE
関連記事
- 2011年PC夏モデル:“スグつくTV”とPS3連携の3D対応、24型大型画面の高性能地デジPC──「VAIO L」
ソニーの「VAIO L」は、大画面+薄型ボディ+テレビ機能“ほぼ全部入り”を特徴とする高性能志向の液晶一体型デスクトップPCだ。PC起動なしに地デジがすぐ起動する「スグつくTV」機能を備える。 - 2011年PC夏モデル:第2世代Coreに完全移行、テレビなしモデルも用意した16型クラスノート――「VAIO F」
16型クラスのAVノートPC「VAIO F」シリーズは店頭向けに3機種を用意。下位2機種はフルモデルチェンジし、テレビチューナーがないハイスペック機も発売される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.