最新の“E-450”を搭載して性能強化──「VAIO Y」:2011年PC秋冬モデル
AMDのFusion APU“Eシリーズ”を採用するVAIO Y(YB)は、最新モデル搭載で性能を強化。インテルプラットフォームを採用するYAは従来モデルを継続する。
- VAIO 2011年秋冬モデル全体の概要はこちら→ソニーが「VAIO」秋冬モデルを発表――薄型軽量モバイルに15.5型フルHDモデル、裸眼3Dパネルのオプションも
ソニーは9月27日、1366×768ドット表示の11.6型ワイド液晶搭載モバイルノートPC「VAIO Y」シリーズの2011年秋モデルを発表した。2011年10月8日に発売する。今回のモデルでは、「VAIO Y(YB)」シリーズのみを店頭販売する。ソニーストア直販だけで扱ってきた「VAIO Y(YA)」シリーズは従来のVAIOオーナーメードモデルを継続して販売する。「VAIO Y(YB)」のカラーバリエーションはグリーン、ピンク、シルバーの3種類。価格はオープンで、実売価格は9万円前後と予想される。
VAIO YシリーズはNetbookの上位に位置する、光学ドライブは内蔵しない1スピンドルのエントリークラスモバイルノートPCで、YBシリーズは、AMDプラットフォームを採用する。秋モデルでは搭載するFusion APUを最新のE-450(1.65GHz)に強化し、それのともない、統合するグラフィックスコアがRadeon HD 6320に変わった。チップセットは夏モデルと同じAMD A50Mを採用する。
システムメモリの容量はDDR3-1333を2Gバイト(最大で4Gバイト)、データストレージには容量500GバイトのHDDを採用するなど、そのほかの基本スペックやデザインは2011年夏モデルからの変化はない。
バッテリー駆動は標準で約5.5時間とわずかに短くなった。本体サイズは290(幅)×202.8(奥行き)×25〜31.5(高さ)ミリ、重量は約1.46キロ(標準バッテリーパック装着時)だ。OSは32ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)、オフィススイートはOffice Home and Business 2010をプリインストールする。直販のVAIOオーナーメードモデルは用意しない。
VAIO Y(YB)店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO Y | VPCYB39KJ/S・P・G (3色) | 1スピンドル | APU強化 | E-450 (1.65GHz) | 2GB (DDR3) | 500GB | 32ビット版7 Home Premium (SP1) | 9万円前後 |
VAIO Y(YB)店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
VAIO Y | VPCYB39KJ/S・P・G (3色) | 11.6型ワイド | 1366×768 | AMD A50M | − | Radeon HD 6320 (CPU統合) | Office Home and Business 2010 | 約1.46キロ |
- VAIO 2011年秋冬モデル全体の概要はこちら→ソニーが「VAIO」秋冬モデルを発表――薄型軽量モバイルに15.5型フルHDモデル、裸眼3Dパネルのオプションも
関連記事
- 「2011年PC秋冬モデル」関連記事一覧
- 2011年PC秋冬モデル:ソニーが「VAIO」秋冬モデルを発表――薄型軽量モバイルに15.5型フルHDモデル、裸眼3Dパネルのオプションも
ソニーは「VAIO」の2011年秋冬モデルを10月8日に発売する。オールインワンモバイルノートPC「VAIO S」に15.5型フルHD液晶搭載モデルを追加したほか、基本スペックの底上げやカラバリの拡充を行った。手軽に裸眼3D立体視が楽しめる「3Dパネル」のオプションも追加している。 - 2011年PC秋冬モデル:薄型軽量オールインワンモバイルに15.5型フルHDモデルが登場――「VAIO S」
ソニーの薄型軽量オールインワンモバイルノートPC「VAIO S」に、広視野角の15.5型フルHD液晶を搭載した「VAIO S(SE)」が追加された。13.3型モデルは直販限定のカラバリを拡充している。 - 2011年PC秋冬モデル:17型クラスの大画面モデルが登場した主力ノート――「VAIO E」
15.5型/14型液晶を搭載する「VAIO E」は、店頭向けモデルの基本スペックを強化するとともに、直販限定で17型ワイドの大画面液晶搭載モデルを投入した。 - 2011年PC秋冬モデル:16型ワイドフルHD液晶を搭載するハイスペックノートPC――「VAIO F」
「VAIO F」シリーズの秋冬モデルは3機種をラインアップ。3D立体視対応の最上位モデルは継続販売となり、ほかの2機種はCPUやHDD容量を強化してモデルチェンジした。 - 2011年PC秋冬モデル:女性向けのスペシャルデザインも登場したスタンダードノート――「VAIO C」
天板に集光材を用いて“光るボディ”を実現した15.5型ノートPC「VAIO C」は、CPUやHDDを強化。直販限定のCTOメニューには、はなやかな「エレガントフラワー」とシックなモダンジオメトリック」の新デザインが登場した。 - 2011年PC秋冬モデル:VAIOノートに装着して裸眼3D立体視が楽しめる――「3Dパネル」
ソニーがVAIOノート用のオプションとして、手軽に裸眼3D立体視が行える「3Dパネル」を発表。BDドライブ搭載のVAIO S(SA/SB)、VAIO S(SE)、VAIO C(CB)に対応する。 - 2011年PC秋冬モデル:高性能志向の液晶一体型PCが小リニューアル――「VAIO L」
24型ワイド液晶で薄型ボディが特徴の「VAIO L」は高性能/高級志向の液晶一体型PCだ。2011年秋冬モデルのラインアップは、夏モデルからCPU性能を強化した。 - 2011年PC秋冬モデル:Core i7搭載のハイエンドモデルにテレビ機能を追加――「VAIO J」
地デジ対応PCのミドルレンジモデル「VAIO J」は21.5型ワイドのディスプレイを備えた液晶一体型のシリーズ。秋冬モデルでは、テレビ機能を搭載したハイエンドモデルが投入されたのが見どころだ。 - 2011年PC夏モデル:1.15キロ/16.65ミリ厚の本体+ドック構成で復活した最上位モバイルノート――「VAIO Z」
ソニーのハイエンドモバイルノートPC「VAIO Z」が復活を遂げた。外部GPUや光学ドライブを外付けのドックとして分離し、ノートPC本体の薄型化・軽量化を追求している。 - 2011年PC夏モデル:ソニーが「VAIO」夏モデルを発表――13.3型モバイル上位機、3D対応の液晶一体型、新デザインノートが登場
ソニーは「VAIO」の2011年夏モデルを6月11日より順次発売する。13.3型モバイルノート「VAIO S」の上位機をはじめ、3D立体視対応の液晶一体型や新デザインのノートなど、計7シリーズをモデルチェンジした。 - 2011年PC夏モデル:高解像度液晶+Exmor CMOSカメラ+新色の上位機を加えた13.3型モバイル――「VAIO S」
ソニーの13.3型ワイド液晶搭載モバイルノートPC「VAIO S」に、1600×900ドット表示の液晶、Exmor CMOSセンサー搭載カメラ、新カラー採用の上位機が登場した。 - 2011年PC夏モデル:第2世代Coreに完全移行、テレビなしモデルも用意した16型クラスノート――「VAIO F」
16型クラスのAVノートPC「VAIO F」シリーズは店頭向けに3機種を用意。下位2機種はフルモデルチェンジし、テレビチューナーがないハイスペック機も発売される。 - 2011年PC夏モデル:15.5型/14型クラスの主力ノートがフルモデルチェンジ――「VAIO E」
VAIOノートのボリュームゾーンを担う「VAIO E」は、インテルプラットフォーム搭載機でSandy Bridge世代の基本システムに移行するとともに、幾何学模様のテクスチャーをあしらった新デザインを採用した。 - 2011年PC夏モデル:“光るボディ”のスタンダードA4ノートPCに新色を追加──「VAIO C」
「VAIO C」シリーズは、外装に集光材を用いた光るボディが特徴のA4ノートPCだ。2011年の夏モデルでは、実売15万円前後の安価なモデルがラインアップされる。 - 2011年PC夏モデル:新色“ボルドー”を追加した11.6型モバイルノート――「VAIO Y」
低価格帯のモバイルノートPC「VAIO Y」シリーズは2機種を用意。AMDモデルの「VAIO Y(YB)」のみを店頭販売し、インテルCPUモデルの「VAIO Y(YA)」は直販のみで取り扱う。 - 2011年PC夏モデル:“スグつくTV”とPS3連携の3D対応、24型大型画面の高性能地デジPC──「VAIO L」
ソニーの「VAIO L」は、大画面+薄型ボディ+テレビ機能“ほぼ全部入り”を特徴とする高性能志向の液晶一体型デスクトップPCだ。PC起動なしに地デジがすぐ起動する「スグつくTV」機能を備える。 - 2011年PC夏モデル:「おまかせ・まる録」対応、カラバリ豊かな“カンタン”地デジボードPC──「VAIO J」
ソニーの「VAIO J」は、21.5型ワイドのディスプレイを備えるスタンダードな地デジ対応液晶一体型PC。今回の新モデルは、あざやかな新色+Snady Bridge化でデザイン性と基本性能を刷新した。 - 最先端“Z”を集中テスト:ハイエンドモバイルの破壊と創造、そして――新型「VAIO Z」を徹底攻略する(後編)
伝統を打ち破り、ソニーのハイエンドモバイルはどこへ向かうのか。レビュー後編は、ドックの有無による性能の違いを中心として、真の実力を明らかにしていく。 - このノートPCは事件だ:“光”がもたらすハイエンドモバイル革命――新型「VAIO Z」を徹底攻略する(前編)
こんな“Z”を誰が予測できただろうか? 斬新すぎる“ドック”スタイルに驚きつつも、とにかく新しいVAIOのハイエンドモバイルノートをこってり実力診断していこう。 - 完全分解×開発秘話:なぜ薄型軽量ノートPC+ドックなのか?――新生「VAIO Z」を丸裸にする
究極を目指したオールインワンモバイルから、2ピース構成の新システムに路線変更した「VAIO Z」。大胆な変更の理由を開発者に聞きつつ、こだわり抜いた内部構造に迫る。 - PCの地デジ移行はしましたか?:「VAIO L」2011年夏モデルを試す(後編)――強力無比なテレビ機能と独特のタッチ操作にハマる
「PCのテレビ機能なんてオマケでしょ?」と思っているなら、あまりにもったいない。VAIO Lのテレビ&レコーダー機能は“PCだからできること”を徹底追求しているのだ。 - “全部入り”PCの最前線:「VAIO L」2011年夏モデルを試す(前編)――PS3もBRAVIAもつながる3D機能とは?
「とりあえず、一番いいのを頼む」という人は「VAIO L」のハイエンドモデルはどうだろう? これ1台で強力なテレビ&レコーダー機能、タッチ操作、そして高品位な3D立体視までカバーできる。 - 待望の高解像度化、外装もグレードアップ:「VAIO S(SA)」徹底検証――直販限定×高級志向の13.3型モバイルノート
「VAIO Z」が販売終了となり、代わりに出てきた「VAIO S」の上位モデル「VAIO S(SA)」は、どれほどの実力を秘めているのか。じっくり、こってりと試してみた。 - 価格は4万円台から:幾何学模様が“キラッ”と主張する新デザインノート――「VAIO E」を試す
昨今は安いノートPCが多く、どれを買うか悩んでしまうが、やはり信頼できるブランドから選びたい……。そう思うなら、お手ごろ価格の「VAIO E」はどうだろうか? - 2011年PC春モデル:ソニーが「VAIO」春モデル第2弾を発表――3D立体視、新モバイル、集光ボディ、新テレパソ
ソニーは「VAIO」の2011年春モデル第2弾を3月19日より順次発売する。3機種のノートPCと1機種の液晶一体型PCを用意し、いずれもボディとアーキテクチャを一新した。 - 2011年PC春モデル:ソニーが「VAIO」春モデルを発表――売れ筋モデルに注力、AMD Fusion APU搭載機も
ソニーは「VAIO」の2011年春モデルを1月22日より順次発売する。Sandy Bridgeの採用は見送られたものの、AMDの新プラットフォーム搭載モバイルノートが追加された。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.