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光学ドライブ付きで“Ultrabookより軽い”だと!?――「FMV LIFEBOOK SH76/E」を試す今こそ見直したい“Made in Japan”(5/5 ページ)

薄くて軽いノートPCは、何もUltrabookだけではない。国内メーカーは昔からノートPCの薄型・軽量化を追求してきた。その1つの成果が、この新生「LIFEBOOK SH」だ。

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確かなイノベーションを感じられる伝統的モバイルノートPCの進化形

 2011年11月17日現在、FMV LIFEBOOK SH76/Eの実売価格は16万円前後だ。最近のノートPCは低価格化が進行していることを考えると高価に感じるかもしれないが、それだけの価値は十分にあり、納得できる仕上がりだ。

 ボディが大幅に薄型化・軽量化されたにもかかわらず、性能はアップし、バッテリー駆動時間は延び、静音性や発熱も問題ないレベルにおさまっている。

 これはまさしく技術革新のたまものだろう。従来からバランス型のコンセプトを掲げたモバイルノートPCとしてはよい製品だったが、薄型軽量ボディに進化したことで魅力は格段に増した。ターゲットとして想定しているビジネスユーザーはもちろん、より幅広い層に訴求力のある製品に仕上がっている。

 最近はIntelが主導する薄型軽量ノートPCの新カテゴリー「Ultrabook」が話題だが、日本ではそのようなコンセプトが提唱されるはるか以前から、(Intelではなく)PCメーカー主導のモバイルノートPC文化が発展しており、魅力的なモバイルノートPCが多数開発されてきた。

 FMV LIFEBOOK SH76/Eはその延長線上にある製品で、派手なインパクトはないものの、性能、バッテリー駆動時間、液晶ディスプレイやキーボードなどの使い勝手、あらゆる面で技術革新を感じられる製品となっている。見た目のインパクト、薄さ以外の要素でいえば、Ultrabookよりも格上の存在だ。コンセプトも価格も異なるので単純な優劣はつけられないが、完成度の高いモバイルノートPCが欲しいならば、選択肢に加えておきたい。

 なお、同社直販サイト「WEB MART」で購入できるカスタマイズモデルでは、8Gバイトのメモリや256GバイトのSSD、Blu-ray Discドライブ、あるいはノングレア仕上げの液晶ディスプレイなども選択できるので、そちらもあわせて検討するとよいだろう。

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