“22nm Ready”なBIOS適用済みのZ68マザーが出回る:古田雄介のアキバPickUp(1/4 ページ)
インテルの次世代CPU「Ivy Bridge」に対応予定のZ68マザー。各社の最新BIOSの情報から、その準備は着々と進められているようだ。適用済みモデルを並べるショップも。
「“22nm Ready”なBIOSを見つけたら、ガンガン入れていきたいです」
新生活準備シーズンの現在、多くのショップで売れ筋となっているマザーボードは、Sandy Bridge対応のZ68タイプだ。「CPU内蔵GPUも使えて、クロック倍率可変CPUでも遊べる。エントリーからハイエンドな使い方まで対応できるのが魅力です」(ソフマップ秋葉原本館)と懐の広さが評価されているが、先週はPC DIY SHOP FreeTでZ68マザーに関する気になるPOPをみかけた。
張られていたのは、ASUSTeKのZ68マザー「P8Z68-V PRO GEN3」。最新BIOS適用済みという趣旨のPOPで、そのアップデート内容に「Enable support for Intel Next Gen 22nm Processor E1 stepping MP version CPU」という文言が書かれていたと説明が添えられている。真相は不明ながら、インテルがリリースを予定している、22ナノメートル(nm)プロセス製造の新世代CPU「Ivy Bridge」に関する記述である可能性が高い。
同店は「たぶん“アレ”のことを指していると思いますが、ASUSTeKだけでなく、ASRockなど、複数のメーカーの公式サイトに“22nm Ready”なBIOSが上がるようになっていますね。見つけ次第、店舗のストックをアップデートしていこうと思っています。というのも、ウワサでは、従来のBIOSのままだと22ナノメートルプロセッサを積んでも起動しないようなのです」と語る。
Ivy Bridge対応のマザーボードとしては、各社がIntel Z77 Express搭載モデルのリリースを表明しているが、現行のZ68マザーの多くもサポートする予定だ。このため、今回のBIOSアップデートの流れは既定路線なのかもしれない。同時に、近いうちに新しいプラットフォームがデビューする兆しとも受け取れる。
そのうえで、同店はZ68マザーの魅力を改めて語る。「Z68マザーはすでに底値の状態なので、おそらく登場したばかりのZ77マザーよりも断然お買い得になると思います。普通に使うなら機能面や性能面の差はそんなにないとも言われていますし、すぐに新世代に取って代わられることはないでしょう」とのことだ。今後の動向もじっくり追っていきたい。
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