「タブレットでもノートPC並の性能を」――オンキヨー、第2世代Core i7搭載タブレットを発表:同社初のUltrabookも(2/2 ページ)
オンキヨーは同社初となるUltrabookと、世界初をうたうCore i7搭載タブレットを発表した。タブレットについては、ビジネスシーンで満足に使えるスペックを目指したという。
タブレットでもハイスペックを追求
製品発表会では、オンキヨーデジタルソリューションズ 代表取締役社長の菅正雄氏が登壇し、新製品や事業戦略を説明した。
菅氏はまず、一般消費者向けのPC市場は参入企業が多く価格競争が激しいため、タブレットという比較的新しい事業に注力することを示し、「デスクトップ、ノートブックももちろん重要だが、タブレットに全力投球していく」とアピールした。日本市場においては、タブレットは「2012年で250万台、2015年には1000万台に到達する」という。特に個人向けよりも法人向けの需要が伸びると考えており、法人向け製品に注力していくと述べた。
続いて菅氏は、タブレットをビジネスで利用する際にはWindows搭載のほうが有利だと説明した。Windowsに合わせて専用アプリケーションを作成している企業が多いことや、会社のサーバに接続する必要性がある場合、Windowsでないとセキュリティが確保しづらいことを理由に挙げた。
オンキヨーは2010年にWindows搭載タブレットを発表して以降、タブレットについてさまざまな顧客の要望を聞いてきたという。その結果、ノートPC並みの性能、コストパフォーマンスの高さ、大画面であること、軽量・薄型であること、といった要素が求められていると菅氏は述べた。
今回発表した製品は、Atomベースではなく、Celeronや第2世代Core iシリーズを搭載するなど高性能であることを重視したという。「現在、Windows搭載のタブレットはAtomベースがほとんどだが、市場のニーズを考えると、やはりスペックが足りない。最低でもCeleronくらいは……という要望が多かった。企業オリジナルのアプリがサクサク動くことを目標にしている」(菅氏)。
質疑応答でWindows 8への対応を聞かれると、菅氏は「Windows 8で動作するか、現在プレビュー版を使って検証を行っている」と述べたあと、「みなさんもぜひ、Atomベースのマシンだけではなく、Core i7を搭載したマシンでWindows 8のConsumer Previewを試してほしい。サクサク動くことが分かるはず」とアピールした。Preview版の中にはバグも存在するため、利用時の注意事項などの情報を発信したいという。
関連キーワード
Windows搭載タブレット(10.1型クラス) | ONKYO TWシリーズ | オンキヨー | Core iシリーズ | Ultrabook | Core i7 | PC | ノートPC | ビジネス | 音楽
関連記事
- オンキヨー、AMD Z01を搭載した企業向けWindows 7搭載タブレット「TW2B-A31B7PH」
オンキヨーは、OSとしてWindows 7 Professionalを導入した企業向けタブレットPC「TW2B-A31B7PH」を発表した。 - オンキヨー、“DJプレイ向き”のノートPC+DJコントローラセットを発売
オンキヨーは、同社製ノートPCにベスタクス製DJコントローラ「Typhoon BLACK」などを付属したセットパッケージを発売する。 - オンキヨー、Windows 7搭載の20型タッチパネル液晶端末をCES 2012に参考展示
オンキヨーは、社内会議やプレゼン利用などに向く卓上型のマルチタッチ機能搭載20型ワイド液晶ディスプレイ端末を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.