Windows 8 Consumer PreviewをVirtualBoxに導入する:鈴木淳也の「お先に失礼! Windows 8(まだ仮称と思っていたら本日決定)」(2/3 ページ)
一度入れると現状復帰が難しいPreview版。最新のConsumer Previewも、念のため仮想環境に導入したい。というわけでVirtualBox導入の復習と新テクを確認!
専用インストーラで問題に遭遇
今回のケースでは、しばらく処理を待ったのちにインストール失敗のメッセージが出てきて終了してしまった。このときの原因は仮想マシンのHDD空き容量不足で、20Gバイトの空き容量という最低要件を満たしていなかったためだ。プロパティで確認してみると、インストールを試みた仮想マシンの空き容量は15.3Gバイトで、確かに条件を満たしていない。VirtualBoxでは、デフォルトのHDD容量が32Gバイトで、前回はここにW8DPをインストールしているのでOSだけで16Gバイト超と半分近い容量を消費していた。これではVirtualBox上の仮想マシンに対してアップグレードインストールが行えない。
このインストールを続行するには仮想マシンのHDD容量を増やさなければならない。が、その前に実行ファイル形式の専用インストーラにおける問題点をいくつか列挙してみる。
- インストールリトライのたびにダウンロード作業が発生
- インストールにかかる時間が予測できない
- アップグレード元のOS環境設定を引き継ぐため、インストールを含むOSの実行環境が英語モードになる(ISOからのインストールでは個々のバイナリの言語設定に依存する)
今回のインストール作業では、途中で仮想マシンが不安定になり、インストールが途中で終了する状況が何度か発生してしまった(そのうち1回はブルースクリーンが出現)。そのたびにオンラインから追加ファイルの再ダウンロードが始まるため、リトライ回数に応じた大きな時間のロスが発生してしまった。言語環境がデフォルトで英語になってしまうという問題もあるなど、実行ファイル形式の専用インストーラを使う方法はあまりお勧めできない。プロダクトキーを途中で入力する必要がないメリットはあるものの、それでも、リトライごとに発生するダウンロードは使いにくい。これからインストールを試みるユーザーは、仮想マシンの空き容量を増やしたうえで、次に示すISO形式ファイルからアップグレードするのがいいだろう。
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