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TDP 6.1ワットのサーバ向け「Atom S1200」シリーズ
インテルは、Atom S1200シリーズを発表した。TDP 6ワット台の省電力モデルを用意し、マイクロサーバやストレージネットワークシステムの組み込みを想定する。
省電力タイプのサーバ向けSoC「Atom S1200」シリーズ
Atom S1200シリーズは、最も省電力のモデルでTDP 6ワット台を実現した64ビットCPUだ。デュアルコア構成で、Hyper Threding Technologyに対応して4スレッドの並行処理が可能。CPUには最大8GバイトまでのDDR3を制御するメモリコントローラを内蔵するほか、ECCをサポート。インタフェースでは、8レーンのPCI Express 2.0も利用できる。
今回登場するAtom S1200シリーズは「Atom S1260」「Atom S1240」「Atom S1220」の3モデルだ。いずれのモデルもキャッシュサイズは1Mバイト(コア当たり512Mバイト)になる。また、1000ユニット受注単価については4990円からとしている。
Atom S1200シリーズ | ||
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型番 | 動作クロック | TDP |
Atom S1260 | 2GHz | 8.5ワット |
Atom S1240 | 1.6GHz | 6.1ワット |
Atom S1220 | 1.6GHz | 8.1ワット |
なお、インテルは、現在開発を進めているAtom「Avoton」についても、22ナノメートルプロセスルールを導入した3Dトライゲートトランジスタ技術を採用して2013年に投入する予定と言及した。
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