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ディスプレイアーム使えよ、いろいろとはかどるぞ広田稔のMacであるか(14)(2/3 ページ)

今回は「Macで外付けディスプレイを使うなら、ディスプレイアームがあるとすばらしいよね」というお話。そこ、「地味なネタ……」とか言わない。縁の下の力持ち的なお役立ちアイテムなんですよ。

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自分に最適なディスプレイアームは? 用途に応じた選び方

 ディスプレイアームは、搭載できる重量や可動範囲、取り付けられるディスプレイの数、デザインなどで選ぶことになる。すでにディスプレイを持っている人なら、最初に対応重量をチェックしよう。大型のディスプレイでは10キロを超えるものもあったりするので要注意だ。

 可動範囲は、水平方向のみ動くもの、垂直/水平の両方に調節できるものなど、いくつかのタイプに分けられる(この辺りの解説は、サンワサプライのWebサイトに詳しく載っている)。

 多軸式のほうがディスプレイをどかすときに大きく動かせたり、大きく仰向けにできたりといった自由度が高い。しかし、軸が増えると見た目的にゴツくなってしまう傾向がある。

 結局、筆者は金属な見た目かつデザインがMacに合いそうで、可動範囲も広く、価格が1万円台とリーズナブルな、エルゴトロンの「MX デスクマウントLCDアーム 45-214-026」を選んだ。

「MX デスクマウントLCDアーム 45-214-026」。アームの根元から横、縦、横、上下と4カ所でディスプレイの位置を調整できる。対応重量は6.3から13.6キロまで(写真=左/中央)。取り付け方法は机を上下から挟むか、ディスプレイアーム用の穴に通す2種類から選べる(写真=右)

 ディスプレイ側は、VESAマウント対応のものを選ぼう。そのままで使えるものも多いが、例えばアップルの「Apple Thunderbolt Display」は「VESA Mount Adapter Kit」(3800円)を追加する必要がある。筆者は手元にあったディスプレイ(ナナオの「FlexScan SX2461」)がVESAマウント対応だったのでそのまま利用した。重量は7.4キロなのでアームの対応範囲内だ。 

「Apple Thunderbolt Display」は、外観はカッコいいものの、ディスプレイの高さを調節できないのが残念という人もいるはず(写真=左)。本体重量は10.8キロとかなり重いが、VESA Mount Adapter Kitを使ってMX デスクマウントLCDアームにも据え付けられる(写真=中央/右)

ちなみに最近のMacは映像出力がThunderbolt(その前は同じ形状のMini DisplayPort)なので、入力端子がアナログRGBやDIVのディスプレイでは変換アダプタが必要だ

重いディスプレイを設置するときは2人で作業するのが吉

 設置に要する実際の作業はだいたい30分〜1時間ほどだった(といってももう据え付けてしまって久しいので、正確な時間は覚えていないが……)。ただし、小さな机の端にディスプレイアームを取り付けると、バランスを崩してしまうこともあるので、重心にも気を配るべし。

まずは机にアームを取り付ける。筆者の机はIKEAの「FREDRIK」で、139(幅)×72(奥行き)センチと割と大きめサイズ。右側はトラックボールを置いて使うため、机の左側からアームベースの左端まで25センチほどのところに据え付けた

この時点ではアームは下まで降りない。なお、ディスプレイの可動範囲はメーカーが提供しているPDFファイルでチェックできる

ディスプレイの足を外して、ネジで止める。ディスプレイを左手で抱えながら右手でネジを回したわけだが、重くて大変なのでできれば2人で作業したい

というわけで、ねんがんのディスプレイアームをすえつけたぞ! あとは可動範囲を確かめてみて、使いやすい位置を探るべし。非常に簡単です

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