ニュース
富士通研、PC/スマホのカメラで“最短5秒”顔を映すだけで脈拍計測ができる技術を開発
富士通研究所は、専用の計測機器などを用いることなく顔の画像から脈拍をリアルタイム計測できる技術を開発した。
富士通研究所は3月18日、顔の画像から脈拍をリアルタイム計測できる技術を開発したと発表した。
今回開発されたのは、スマートフォンやタブレット、PCなどの内蔵カメラやWebカメラで撮影した顔の画像から、リアルタイムで脈拍を計測することが可能な技術で、顔表面の輝度変化を捕らえることにより脈拍を検出する仕組み。専用の計測機器などを用いることなく導入が可能で、最短で5秒カメラで顔を撮影するだけで脈拍数を算出できる。また、離席時や顔が横を向いた状態などのデータを除外する自動除去機能も搭載。これにより、一日を通じた継続的な脈拍計測も行えるとしている。
今回の技術の詳細については、2013年3月19日に岐阜で開催される「2013年電子情報通信学会 総合大会」にて発表の予定。2013年度の実用化を目指すとしている。
関連記事
- 仮想環境のボトルネックを特定する新技術、富士通研が開発
富士通研究所が、仮想環境のボトルネックをアプリケーション単位で特定できる性能分析技術を開発した。 - 通信環境に応じてプロトコルを自動選択する技術、富士通研が世界で初めて開発
仮想デスクトップではTCPを利用する場合に比べて、より快適に操作できることを確認したという。2013年度中に実用化を目指す。 - 富士通研究所、“世界最高速”32Gbpsの超高速CPU間データ通信を実現する送受信回路を開発
富士通研究所は、CPU間などのデータ通信において世界最高速となる32Gbpsを実現した送受信回路を開発した。 - 映像媒介通信技術を応用:PC・スマホ連携が加速――スクリーンをカメラ撮影するだけで配布資料が手元に
富士通研究所は、PCの画面を携帯電話機やスマートフォン/タブレット端末に搭載されているカメラで撮影するだけで、ファイル転送を可能にする技術を開発。2014年度中の実用化を目指す。 - 携帯/タブレットでPC画面を撮影するとファイルが自動で転送されてくる――富士通研究所が新技術を開発
富士通研究所は、PC画面を撮影することにより画面に表示されているファイルをPC−携帯電話間で転送可能とする技術を開発した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.