よりコンパクトになった新ボディ、シリーズ初のタッチ対応モデルも追加──「dynabook REGZA PC D813/D713」:2013年PC夏モデル
AV機能を重視した21.5型液晶一体型PCのラインアップは「dynabook REGZA PC D813」と「同D713」の2機種展開に。ボディデザインを新調し、最上位モデルはタッチ対応液晶ディスプレイを採用した。
スリム&コンパクトな新ボディ、最上位モデルにはタッチ機能も
東芝は5月20日、21.5型フルHD液晶ディスプレイを搭載した液晶一体型PC「dynabook REGZA PC D813」「dynabook REGZA PC D713」の2機種を発表した。
これらの製品は2013年春モデルの「dynabook REGZA PC D712」の後継機。ボディデザインを新調し、dynabook REGZA PCシリーズ初となるタッチ操作対応のdynabook REGZA PC D813を追加したのが従来モデルからの主な変更点だ。
ラインアップはdynabook REGZA PC D813が「D813/T8J」の1モデル、dynabook REGZA PC D713がCore i7搭載の高性能モデル「D713/T7J」とCeleron 1000M搭載のスタンダードモデル「D713/T3J」の2モデルで展開する。カラーバリエーションはリュクスホワイトとプレシャスブラックの2色となった(従来モデルは3色)。2013年5月下旬に発売予定で、価格はオープン。発売時の実売価格はD813/T8Jが21万円台半ば、D713/V7Jが20万円前後、D713/V3Jが14万円前後となる見込み。
今回の新モデルでは、本体サイズが516(幅)×170(奥行き)×365(高さ)ミリと、従来モデル(幅522×奥行き174×高さ388ミリ)と比較して体積が約91%とコンパクトになった。重量は約7キロだ。
D813/T8Jの主な仕様は、CPUは4コア/8スレッド対応のCore i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz)、チップセットはIntel HM76 Express、グラフィックスはCPUに統合されたIntel HD Graphics 4000、メモリは8Gバイト(4Gバイト×2/PC3-12800)、ストレージは2Tバイト(5000rpm)、光学ドライブはBDXL対応Blu-ray Discだ。
1920×1080ドット表示対応の21.5型ワイド液晶ディスプレイは10点マルチタッチ対応のタッチパネルを内蔵した。ディスプレイ表面のガラス部分には指紋をふき取りやすい耐指紋コーティングを施している。
通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0を標準搭載。3波(地上/BS/110度CS)デジタルチューナーを2基、SDXC対応SDメモリーカード/メモリースティックPRO共用スロット、4基のUSB 3.0、2基のUSB 2.0、HDMI入力、音声入出力、オンキヨー製ステレオスピーカーなどを装備する。有効90万画素のWebカメラはハンドジェスチャー機能に対応。画面に向かって手を動かすだけで画面のスクロールや、チャームの呼び出し、アプリの切り替えといったWindows 8特有の操作が行える。
OSは64ビット版Windows 8で、オフィススイートはOffice Home and Business 2013をプリインストール。画像/映像編集ソフトの「Adobe Photoshop Elements 11 & Adobe Premiere Elements 11」インストール用のDVDが付属する。
D713/T7Jはディスプレイにタッチパネルを内蔵せず、そしてAdobe Photoshop Elements 11 & Adobe Premiere Elements 11が付属しないこと以外は、D813/T8Jと共通の仕様だ。D713/T3JについてはCPUのほか、メモリが4Gバイト(2Gバイト×2)に、ストレージ容量が1Tバイト、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、テレビチューナーがシングル(地上デジタルのみ)、無線LANがIEEE802.11b/g/n対応といった違いがある。
dynabook REGZA PC D813/D713店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
dynabook REGZA PC D813 | D813/T8J (2色) | 液晶一体型 | デザイン変更、タッチ対応 | Core i7-3630QM (2.4GHz/最大3.4GHz) | 8GB (DDR3) | 2TB HDD | 64ビット版 Windows 8 | 21万円台半ば |
dynabook REGZA PC D713 | D713/T7J (2色) | 液晶一体型 | デザイン変更 | Core i7-3630QM (2.4GHz/最大3.4GHz) | 8GB (DDR3) | 2TB HDD | 64ビット版 Windows 8 | 20万円前後 |
D713/T3J (2色) | 液晶一体型 | デザイン変更 | Celeron 1000M (1.8GHz) | 4GB (DDR3) | 1TB HDD | 64ビット版 Windows 8 | 14万円前後 | |
dynabook REGZA PC D813/D713店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
dynabook REGZA PC D813 | D813/T8J (2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080(タッチパネル) | Intel HM76 | BDXL対応 Blu-ray Disc | CPU統合 (HD 4000) | 3波デジ×2 / Office Home and Business 2013 | 約7キロ |
dynabook REGZA PC D713 | D713/T7J (2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080 | Intel HM76 | BDXL対応 Blu-ray Disc | CPU統合 (HD 4000) | 3波デジ×2 / Office Home and Business 2013 | 約7キロ |
D713/T3J (2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080 | Intel HM76 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 (HD Graphics) | 地デジ×1 / Office Home and Business 2013 | 約7キロ |
関連記事
- Toshiba Direct Channel
東芝の新Ultrabook「dynabook KIRA V832」は、2560×1440ドットの超高精細表示! ハイスペ仕様の直販モデルに注目! - 本田雅一のクロスオーバーデジタル:「dynabook KIRA V832」は“8”以降のWindowsを変えるか?
今最も旬なノートPCといえば、東芝のUltrabook「dynabook KIRA V832」だろう。2560×1440ドットの13.3型ワイド液晶を搭載し、ついにWindows PCで“Retina級”の超高精細ディスプレイを実現した。しかし、Windows 8はその魅力を最大限に引き出しているのだろうか。 - カメラマンが使う「dynabook KIRA V832」:第1回 ロケ用の優秀なサブ機に――僕がdynabook KIRA V832を導入した理由
PC USERのカメラマンとして活躍中の矢野渉氏による「dynabook KIRA V832」の長期連載。今回は写真家目線で見るノートPCへのこだわり、そしてV832が持つポテンシャルや美しいデザインについて語ってもらう。 - 東芝“本気”の超高解像度Ultrabook、その実力は?――「dynabook KIRA V832」徹底検証(後編)
ディスプレイが高品質なことは分かった、では性能はどうか。レビュー後編では、各種ベンチマークテストで「dynabook KIRA V832」の実力を調べていく。果たして“買い”の1台なのか。 - 2013年PC春モデル:3TバイトHDD+ONKYOスピーカー、“快適”を進化させたテレビ搭載21.5型──「dynabook REGZA PC D712」
カラバリ豊富な21.5型サイズ「dynabook REGZA PC D712」は、3波ダブルチューナー+3TバイトHDD+新TVソフト+ワイヤレススマホ連携ソフトなど、PC+AV機能+スマートデバイスをより快適に扱える仕様となった。 - 2013年PC春モデル:20倍録画+今スグTVの“ほぼ全部入り”23型AVPC──「dynabook REGZA PC D732」
AV機能を重視した23型液晶一体型PC「dynabook REGZA PC D732」は、テレビ視聴・録画ソフトを刷新。最大20倍の長時間録画や外出先からの予約録画、録画番組の簡易編集やホームネットワーク共有に対応した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.