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静けさって気持ちいい――「VAIO Duo 11」のノイズキャンセリング機能を試すVAIO Duo 11ロードテスト(6)(1/2 ページ)

外出先でモバイルPCを起動したものの、周囲が騒がしくて作業に没頭できない。そんな悩みも「VAIO Duo 11」ならば、「ノイズキャンセリング」機能でスマートに解決できる。

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←・VAIO Duo 11ロードテスト(5):インテルのPC盗難対策サービスは万全か?――「VAIO Duo 11」で実践

周囲がうるさくて集中できない、そんなときはどうする?

VAIO Duo 11とファミレスの相性は抜群。タブレットスタイルなら、注文した食事が運ばれてくるのを待つ微妙な合間にもカジュアルに使える

 前回紹介した通り、盗難対策サービスの「インテルアンチセフト・サービス」を設定したことで、「VAIO Duo 11」をファミリーレストランやカフェに持ち出しても、より安心して使えるようになった。

 しかし、こうした場所ではいつも自分の望むような作業環境が得られるわけではない。酔っ払って大声で話す大人、はしゃぐ学生や子ども、何やらもめているカップルなど、周囲の騒音は一度気になり出すと、作業効率に大きく影響しかねない。もちろん、自宅やオフィスで仕事をしていても、近所で工事が始まるなどして騒音に悩まされる場合もあるだろう。

 PCの作業に集中したいが、周囲の騒音が気になってどうしようもない。こんなときは、どうしたらよいのだろうか?

  1. 周囲にわざと聞こえるように舌打ちしたりため息をつき、不快感を表明する
  2. き然とした態度で「静かにしてくれませんか」とお願いする
  3. ヘッドフォンで音楽を大音量で聞いて、周囲のノイズをかき消す
  4. 諦めて移動、静かな場所を探す
ファミレスやカフェにはいろいろな客が出入りする。周囲が騒がしく、落ち着けないこともあるだろう

 思いつくのはこんなところだが、どれもよいとはいえない。(1)は論外。(2)は一見、問題ないようだが、自分の都合を押しつけているだけだ。公共性のある場では、よほど度を超した騒音を立てていない限り「静かにしろ」などという権利はないはず。いくら丁寧な言葉でお願いしても、かえってトラブルを招くこともある。

 (3)は逆に、その音漏れを不快に感じる人がいるかもしれない。密閉型のヘッドフォンならば比較的迷惑がかかりにくいが、あまり大音量でヘッドフォンを使い続けるのは自分の耳にもよくないし、それで騒音をかき消すことができたとして、仕事に集中できるだろうか? 否である。

 そして(4)もできれば避けたい。ファミレスやカフェであまり長居をして仕事するのはよくないだろう(特に混んでいる店で食事が済んだのに長く居座るのは迷惑だろう)が、食事しながらPCでちょっと作業をしようと店に入って、いきなり出て行くという選択を迫られるのは困る。

意外に便利なノイズキャンセリングヘッドフォン

 さて、VAIO Duo 11にはそんな状況をスマートに解決してくれる秘密兵器がある。それが「ノイズキャンセリングヘッドフォン」だ。周囲の騒音をデジタル処理でキャンセルしつつ、音楽を高音質で楽しめるという、ありがたい機能である。

 VAIO Duo 11の店頭モデルは、この機能を標準搭載しており、専用のマイク内蔵カナル型ヘッドフォンが付属する。この内蔵マイクで周辺の騒音を集音し、それとは逆位相の音波成分を発生させて相殺することで、ノイズを低減させる仕組みだ。基板上にソニー独自の高音質技術「S-Master」の専用回路が組み込まれており、クリアな音で音楽や映像コンテンツが味わえる。

 Surf Sliderという個性的なスライド型ボディをはじめ、見どころを多数備えるVAIO Duo 11だけに、さらっと流されがちな機能だが、実際に使ってみると効果てきめん、実によい印象だ。

VAIO Duo 11が採用するのは、カナル型のノイズキャンセリングヘッドフォンだ。内蔵マイクで周囲のノイズを拾い、逆位相の音波成分を発生させることでノイズを相殺する

VAIO Duo 11にノイズキャンセリングヘッドフォンを接続すると、Windows 8上でこのように通知される

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