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「より明るく、高精細に、タブレット対応の強化も」――エプソンがビジネスプロジェクター3機種を投入:QRコードで簡単接続(2/2 ページ)
ビジネスプロジェクター市場でトップシェアを走り続けるエプソン。まだ伸ばす余地があるという「多機能パワーモデル」に、明るさ、解像度、タブレット連携を強化した2機種を投入する。10万円を切るスタンダードモデルの新機種も同時発表した。
国内シェア1位から、さらに攻め続けるエプソン
ビジネスプロジェクターの国内市場は年間20万台ほどの規模で、エプソンが10年連続で国内シェア1位を維持している(1995年〜2013年の販売台数実績/富士通キメラ総研調べ)。2011年からはさらにシェアを右肩上がりで伸ばしており、2013年には59%、そして2014年第1四半期には63%のシェアを獲得した状況だ。
すでに同社は2013年に多機能パワーモデル(4000〜5000ルーメン)で48%、スタンダードモデル(3000ルーメン以下)で78%、モバイルモデルで84%と高いシェアを得ているが、今回の新製品でさらなる拡販を狙う。販売目標は今後1年間で10万台(多機能パワー/スタンダード全体で)だ。
同社は今後の急成長が見込める「インタラクティブ(電子黒板)」分野、まだシェア拡大の余地が多く残されている「高光束」分野を成長領域として伸ばしながら、すでにシェア1位で今回新製品を投入した「デスクトップ」分野を主軸領域として維持することで、国内プロジェクター市場全体を手中に収めようとしている。
製品発表会で登壇したエプソン販売 取締役 販売推進本部長の鈴村文徳氏は、「5月に発表した新ラインアップで成長領域の開拓を図り、今回の新製品では特に主軸領域で伸ばす余地がある多機能パワーモデルに注力し、20年連続でシェア1位の座を確実なものにしていきたい」と意気込んだ。
成長領域では同社が5月に発表した新ラインアップをはじめ、順調に開拓できているという(写真=左)。主軸領域ではすでに高いシェアを獲得しているが、多機能パワーモデルは48%と、ほかの2つに比べて伸ばす余地が大きいとする(写真=右)
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