「Windows Phone 8.1」のカメラをチェックする:リンゴに飽きたらWindows Phoneを食べればいいじゃない(5)
さまざまな生活シーンで、「Windows Phone 8.1」がどのくらい実用的かを試してみる本連載。今回はカメラの使い心地を見てみよう。
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スマートフォンで重要なウェイトを占めるカメラ機能
スマートフォンでよく使う機能の上位によく挙がるのがカメラ機能だ。画質や機能は日々進化しており、SNSなどに写真をアップロードしたり、いろいろな場面で活用したりする機会が増えてきた。そこで今回はカメラ機能に焦点を当ててWindows Phone 8.1を見ていこう。
今回も、マウスコンピューターの「MADOSMA」を使ってWindows Phone 8.1のカメラをチェックしていく。MADOSMAは有効画素数約800万画素のアウトカメラと、有効画素数約200万画素のインカメラを搭載する。ミドルレンジのモデルとしては妥当なスペックだろう。
Windows Phone 8.1に搭載するカメラのユーザーインタフェース
Windows Phone 8.1のカメラを起動すると、以下のようなファインダー画面が表示される。Windows Phone 8.1のカメラUIは、一部のモデルを除いて統一されており、どのメーカーであっても同様の使い勝手を実現している。
用意されている撮影方法は「1枚撮影」「バーストモード」「ビデオ」の3種類だ。写真の設定では、フラッシュの使用や撮影サイズの変更といった基本的なものから、ISO感度(AUTO、100、500、1000、1500、2000、2500、3000、3200)、解像度(640×480、800×600、1024×768、1280×720、2048×1536、5MP、8MP)、露出(-12〜+12)、干渉縞の防止(AUTO、50Hz、60Hz)、ホワイトバランス(AUTO、Cloudy、Daylight、Flash、Fluorescent、Tungsten、Candlelight)、シーンモード(AUTO、Portrait、Sport、Snow、NightBeach、Sunset、Candlelight、Landscape、Backlight)というような細かい設定も可能だ。
スマートフォンのカメラで重要なことは、オートで素早く簡単にきれいな写真が撮れることだと筆者は考えるので、ここまでの設定項目が必要かと言えば疑問が残るところ。しかし、昨今のモデルではこれらの設定ができるものも多い。Windows Phone 8.1でも同様の設定が可能ということで、こだわり派のユーザーはぜひ活用したいところ。
細かく調整できるのはいいのだが、設定の階層を深くたどって変更しなくてはならないため、使い勝手には疑問が残る。また、ホワイトバランスやシーンセレクトの項目がWindows Phone 8.1 Update 2時点では日本語化されておらず、若干不親切になっている
ベストショットが狙える「バーストモード」
Windows Phone 8.1のカメラ機能で実用性が高いのがバーストモードだ。シャッターを押している間に写真を連写することで、後からベストショットを選ぶことができる機能だ。動き回るペットや子ども、スポーツシーンなどで大いに役立つ。実はこういったはやりの機能も備えている。
ビデオは最大1080pで撮影可能
ビデオ撮影は、撮影サイズをVGA、720p、1080pから選択可能で、いずれも30fpsで撮影できる。手ブレ補正機能を搭載しておらず、動きながらの撮影は不得意なのが残念だ。
写真の確認は「フォト」で
撮影した写真や動画はアプリの「フォト」で確認できる。保存された写真は撮影日時順で並び、写真を長押しすればSNSなどへの共有や削除、お気に入り登録が可能だ。写真をお気に入りに登録すると、スタート画面上に配置したフォトアプリのタイルでスライドショーされる写真を選ぶことができる。また、FacebookやTwitter、OneDriveに保存した写真をアプリ内でシームレスに表示することもできるので、本体のメモリ容量を節約するために、撮影した写真をオンラインストレージに保存しても、写真の一覧性が悪くならないのが好印象だ。
次回は、音楽や動画の再生を試してみる。
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