ニュース
Windows RT、9月のアップデートでスタートメニュー追加へ
2012年に登場したARM搭載SurfaceのOS「Windows RT」は「Windows 10」にはアップグレードできないが、9月にスタートメニューの追加とロック画面の改善を含むアップデートを実施するとMicrosoftが発表した。
米MicrosoftのWindows 10に関するQ&Aページに「Windows RT をアップグレードすることはできますか。」という項目が追加された。
Windows RTは、ARM搭載の「Surface」シリーズのOS。既報の通り、Windows 10はARM搭載端末をサポートしない。Microsoftは今年1月、SurfaceにもWindows 10の機能の幾つかが含まれるアップデートを提供すると予告していた。
Q&Aによると、Windows RTはWindows 10にはアップグレードできないが、「スタートメニューとロック画面が改善された更新プログラムが2015年9月に利用可能になります。」という。新Webブラウザの「Edge」が使えるかどうかなどは不明だ。
Windows 8で消えたスタートメニューの復活はWindows 10の大きな特徴の1つ。Windows 10のロック画面はログイン時にも表示され、スライドショーや設定項目をカスタマイズできるようになった。
関連記事
- Windows RT版Surfaceには「Windows 10」更新なしとMicrosoftがコメント
Windows RT 8.1搭載の「Surface」および「Surface 2」はWindows 10にはアップデートできないが、幾つかの新機能を盛り込んだ別のアップデートが提供される見込みだ。 - 初代Surfaceからも「RT」が消滅 Windows RT 8.1へのアップデートは復活
Microsoftが米国などで21日にSurfaceシリーズの新モデルを発売した。これに伴い、Windows RT版の初代Surfaceの名称が「Surface RT」から「Surface」に変わったようだ。 - 「Windows 10」のテクニカルプレビュー更新 スタートメニューやメールを改善
Microsoftが「Windows 10」のテクニカルプレビューをビルド10061にアップデートし、メールやカレンダーアプリ、スタートメニュー、Continuumなどを改善した。 - Microsoft、Atom搭載「Surface 3」を499ドルで発売へ
Microsoftが、Windows 10にアップデートできる安価なSurfaceタブレット「Surface 3」を発表した(日本での発売は未発表)。プロセッサはARMベースではなく、Intel Atom x7で、価格はSurface Pro 3より300ドル安い499ドルから。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.