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「Surface Pro 4」の進化したディスプレイと筆圧ペンを徹底レビュー:Surface Pro 4完全検証(3)(3/3 ページ)
高精細ディスプレイと筆圧ペンは、「Surface Pro 4」の大きな魅力だ。今回はこの2つを「Surface Pro 3」「Surface 3」と比較し、どれほど進化したのかを確かめる。
書き味を変えられる「ペン先キット」も用意
Surface Pro 4には、純正アクセサリで「ペン先キット」(税別1400円)が用意された。これは標準のペン先(HB)のほか、2H、H、Bといった硬さの異なるペン先が4本セットになったものだ。ペン先キットはケースの端がピンセットになっており、これでペン先をつまんで引き抜くことができる。
実際にペン先を替えて試してみたところ、これも効果がはっきり実感できた。2Hのペン先はSurface Pro 3と似たような感触に近く、硬さや滑る感覚がある。逆にBのペン先に替えると、グッとソフトな書き味で、硬さはまったく感じない。筆者としては、Edgeなら標準のHB、OneNoteならBが好みだ。
Surface Pro 4は表示品質もペンの操作感も向上
今回は、液晶ディスプレイとSurfaceペンをチェックした。ディスプレイは高画素密度になったことで、高解像度の写真や動画がより美しく見られるようになった。測定による輝度や色域の結果も良好で、Surface Pro 3の液晶ディスプレイも高品質だったが、Surface Pro 4ではさらに進化としたと言える。
また、Surfaceペンも大幅に進化した。書き味が格段に改善されたほか、ボタンの誤操作もしにくくなっている。ボタンからペンの頭に変更された消しゴム機能も、消しゴムらしい摩擦感があって実に良好だ。Surface Pro 3以上に、デジタルノート用途やクリエイティブ用途で活躍できるに違いない。
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