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無料アップグレードは来月終了 Windows 10の導入を迷っている人へ鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(3/3 ページ)

来月に迫ったWindows 10無料アップグレード期限。無料のうちにWindows 10にアップグレードすべきなのか。まだ導入していないユーザー向けに注意点をまとめた。

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7月29日を過ぎるとWindows 10は有料に

 7月29日の無料アップグレード期限を過ぎると、PC向けWindows 10は有料になる(米国ではWindows 10 Homeが119ドル)。現時点で日本のMicrosoft Storeにはダウンロード版とUSB版が販売されており、直販価格はWindows 10 Homeが1万9008円、Windows 10 Proが2万7864円(いずれも税込)だ。無料アップグレード期間を逃すと、Windows 10の導入コストは安くないことを覚えておきたい。

Microsoft Store
日本のMicrosoft Storeで販売されているWindows 10 HomeとWindows 10 Proの通常版

 もっとも、Windows 10の無料アップグレードについては、直ちに実行しなくても、7月29日近くまで様子を見て決めるという選択肢もあり、場合によってはアップグレードしないで既存のWindows 7/8.1環境でMicrosoftの延長サポート切れまで使い続けるという選択肢もある。

 アップグレードするかどうか迷っているユーザーは、ハードウェアとソフトウェアの対応状況、新機能と変更や廃止となる旧機能、セキュリティ、サポート期間などを考慮し、無料アップグレード期間内に判断したいところだ。

 しかし、いざWindows 10を導入することに決めたとしても、Windows 10のアップグレード作業で何らかのトラブルが発生しないとも限らない。アップグレード前には、大事なデータを別の外付けストレージやNAS、クラウドストレージなどにバックアップしておくべきだ。ちなみに、MicrosoftはWindows 10アップグレードに関するエラーの意味と解決方法を公開している。

 また、Windows 10にアップグレードしてから1カ月未満ならば、「設定」メニューの「更新とセキュリティ」にある「回復」から、以前のバージョンのWindowsに戻すことができる。「Windows 10を導入したら予想外に動作しないハードウェアやソフトウェアがあって困った」といった場合でも、元の環境に戻せる点を覚えておきたい。


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