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「Surface 3」後継不在のまま終了へ 薄幸なシリーズに未来はあるか?:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)
Atom搭載の10.8型Windowsタブレット「Surface 3」が2016年内に生産終了となる。いまだ後継機の姿が見えない状態だが、今後Surfaceシリーズはどうなるのだろうか。
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「Surface 3の次」は出るのか?
なお、Windows 10は今夏に開発コード名でRedstone 1(RS1)と呼ばれる次期大型アップデート「Anniversary Update」を予定しているが、その次の大型アップデートである「RS2」は2017年春頃に登場するとみられる。一部のうわさでは、新Surfaceがこのタイミングで一斉投入される可能性が高い。
もしこのタイミングでSurface 4が登場するとしても、Surface 3とSurface 4の間には生産終了という期間的な断絶があり、ユーザーのアップグレードパスにはなりにくい。また、ハードウェアの視点ではAtom x7シリーズに代わるプロセッサをどうするかという問題もある。
筆者の意見だが、仮にSurface 4が登場するとしても、恐らくSurface 3の直接的な後継製品ではなく、少し異なるコンセプトを持った製品になると予想する。もしくはSurface ProやSurface BookではないSurfaceのラインをいったん休止させ、この部分の埋め合わせはサードパーティーらの製品にまかせる、という選択肢も有力だろう。
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