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「iMac対抗Surface」の存在をほのめかすキーボード写真が話題に鈴木淳也の「Windowsフロントライン」

うわさの「オールインワン型Surface」向けと思われる新しいBluetoothキーボードの写真がFCCのWebサイトに現れた。

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 MicrosoftはiMacに対抗するようなオールインワン(AiO)型PCの開発を進めており、早ければ10月後半に発表する見通しだ。このAiO型PCは「Surface」の新シリーズとして登場するとみられるが、その存在を示唆する新資料が現れた。

謎のBluetoothキーボードは新Surface用なのか

 米連邦通信局(FCC)のWebサイトでは、Microsoftの新しいBluetoothキーボードの外観写真が登録されているのを確認できる。Surfaceという直接的なブランド表記は見当たらないが、米Windows CentralはこれがAiO型Surface向けアクセサリーの1つではないかと指摘している。

 Windows Centralがこの直前に掲載した記事では、Surfaceのブランド名を冠した新製品のプロモーションに関するリーク画像を紹介しているが、FCCのWebサイトに登録されたものと同一と思われるキーボードが写っている点が興味深い。

Microsoft Bluetooth Keyboard 1
FCCのサイトに登場したMicrosoftの新しいBluetoothキーボード。うわさのAiO型Surfaceのアクセサリーとみられる(出典:FCC)
Microsoft Bluetooth Keyboard 2
キーボード背面の様子。単三電池2本で動作する(出典:FCC)

MicrosoftはSurfaceブランドの適用範囲を広げる?

 これまでSurfaceと言えば「2in1タブレット」の代名詞的なブランドとして認知されてきたが、MicrosoftはSurfaceを「成功したブランド」とアピールし、幅広く自社のハードウェア製品に展開していく計画を練っているようだ。

 先日はBluetooth SIGのWebサイトに掲載された資料の中に「Surface Ergonomic Keyboard」という表記が発見され話題になった。現在は「Sculpt Ergonomic Desktop」や「Designer Bluetooth Desktop」という名称で、キーボードとマウスがセットになった製品として販売されており、Surfaceのブランド名は冠していない。

 一連の情報が示しているのは、10月後半に開催される見込みの発表会で、もしAiO型Surfaceが出てくるのであれば、Microsoftのアクセサリー製品全般がSurfaceブランドに切り替わる可能性があるという点だ。

Designer Bluetooth Desktop
Bluetooth接続のシンプルなキーボードとマウスがセットになった現行モデル「Designer Bluetooth Desktop」

発表されるのはAiO型Surfaceだけ? それとも……

 先日の記事では、米ZDNetのメアリー・ジョー・フォリー氏が発表会の開催を10月26日と予想していることを紹介したが、現時点ではうわさのAiO型Surfaceのみが発表される可能性が高い。「Surface Pro 4」や「Surface Book」の後継機種、「Microsoft Band」の新モデル、さらには「Surface Phone」のような製品が登場する可能性は非常に低いと言える。

 ただし、同社がホリデーシーズン商戦を見込んで発表会を行うのであれば、AiO型Surfaceだけではパンチ力が弱い。アクセサリー製品のラインアップ一新のほか、何らかのサービスやソフトウェアの発表などを絡めてくるのではないだろうか。

 いずれにせよ、10月中に新製品が登場するならば、10月10日の週以降に発表会に関する案内のほか、新製品関連のリーク情報がさらに出てくるだろう。同時期にはAppleのMacBookシリーズがラインアップを一新するといううわさもあり、PCユーザーにとってはホットな年末となるかもしれない。


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