家族で使うモバイルPC「LIFEBOOK MH」見参 モダンスタンバイ対応でクラムシェルと2in1を用意:ファンレス設計です
FMVのノートPCに、家族で使うことをコンセプトにしたモバイルが登場する。スマートフォン感覚で使えるように「モダンスタンバイ」に対応した他、超低消費電力の「Yプロセッサ」を用いることでファンレス設計とした。【訂正】
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は7月10日、新しい13.3型モバイルノートPC「FMV LIFEBOOK MHシリーズ」を発表した。クラムシェルタイプの下位モデル「LIFEBOOK MH35/D2」と2in1タイプの上位モデル「LIFEBOOK MH75/D2」の2機種をラインアップし、いずれも7月18日に発売する。想定販売価格はMH35/D2が13万円弱、MH75/D2が18万円弱(いずれも税別)となっている。
LIFEBOOK MHシリーズの特徴
LIFEBOOK MHシリーズは、家族で使うことを想定したモバイルノートPCの新シリーズ。スマートフォンに親しんでいる中学生や高校生が快適に使えるように、スリープ中も通信や音声認識の待ち受けができる「モダンスタンバイ(旧・InstantGo)」に対応している。モダンを有効にした際の電気代は「月額10円程度」(担当者)を想定しているという。また、超省電力CPU(いわゆる「Yプロセッサ」)を採用し、放熱機構にも工夫を凝らすことでファンレス設計としている。
CPUはMH35/D2がCeleron 3965Y(1.5GHz、2コア2スレッド)、MH75/D2がCore i5-8200Y(1.3G〜3.9GHz、2コア4スレッド)を搭載。メインメモリの容量はMH35/D2が4GB、MH75/D2が8GB(4GB×2)。LPDDR3規格のものをオンボード実装しているため、換装・増設はできない。SSDは両機種ともにPCI Express接続で、容量は256GB。OSはWindows 10 Homeをプリインストール。Office Home & Business 2019も付属する。
ディスプレイは両機種ともにフルHD(1920×1080ピクセル)の13.3型IGZO液晶で、MH75/D2はタッチ操作とペン操作に対応している。MH75/D2のペンは単6電池で稼働するタイプで、試供品の電池と共に本体に付属する。
外部ポートは左側面に電源端子、HDMI出力端子、USB 3.1 Type-C端子、USB 3.0 Type-A端子(電源オフ給電対応)、右側面にSDメモリーカードスロットとUSB 2.0 Type-A端子を備えている。USB 3.1 Type-C端子は純粋な“USB端子”で、USB Power Delivery入力やDisplayPort出力には対応していない。
【訂正:17時15分】初出時、本体右側面のUSB端子を「USB 3.0 Type-A」としていましたが、正しくは「USB 2.0 Type-A」です。おわびして訂正いたします
バッテリー容量はMH35/D2が24Wh、MH75/D2が32Wh。満充電からの連続稼働時間(JEITA 2.0基準)はMH35/D2が最長約10.5時間、MH75/D2が最長約13.8時間となっている。
ボディーサイズは両機種ともに空く311.4(幅)×215.5(奥行き)×15.5(高さ)mmで、重量はMH35/D2が約1.09kg、MH75/D2が約1.24kgとなっている。
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