ニュース
音声アシスタント搭載デバイスの相互乗り入れが加速か “複数アシスタント搭載デバイス開発のためのガイド”をAmazonが公開
米Amazonは、同社が推進する「Voice Interoperability Initiative(VII)」に新たに38社が参加すると発表した。
米Amazonは9月9日(米国時間)、同社が推進する「Voice Interoperability Initiative」(以下、VII)に新たに38社が参加すると発表した。
VIIは、2019年秋にAmazonと30社以上のテクノロジー企業が合同で発表したプログラムで、1つのデバイスに複数の音声アシスタント機能を搭載し、ユーザーが柔軟に選択できるデバイスの開発を目的とするものだ。
今回の発表では新たにDolby、Facebook、Garmin、Xiaomiなど38社が参加を表明、計77社がサポートを行うことになった。
これに合わせVIIは、メーカー各社が複数の音声アシスタントを搭載する製品を開発する際に利用できるガイド「Multi-Agent Design Guide」を公開した。
同ガイドでは、複数のウェイクワードの同時使用が可能な設計を推奨する「Customer Choice and Agent Invocation(ユーザーの選択と音声アシスタントの呼び出し)」、快適な対話を提供するための基本動作を説明する「Multi-agent Experiences(複数の音声アシスタント体験)」、セキュリティ関連の解説を行う「Privacy & Security(プライバシーとセキュリティ)」の3つの主要なトピックを紹介している。
詳細はこちら(英文)。
関連記事
- ITはみ出しコラム:スピーカーを超えてメガネや指輪まで もっと生活に溶け込んでいくAmazon Alexa
米Amazon.comが2019年も大量のハードウェア新製品を発表。スマートスピーカーだけではなく、Alexa対応の無線イヤフォン、メガネ、指輪、オーブンレンジまで登場しました。Alexaはますます人々の生活に溶け込んでいこうとしています。 - 本田雅一のクロスオーバーデジタル:ついに日本で発売 Apple「HomePod」を試して分かった“競合との違い”
Apple初のスマートスピーカー「HomePod」がこの夏、ついに日本で発売される。テクノロジー製品である一方、オーディオ製品という感性に基づく製品でもあるHomePodが向いている場面、ユーザー像とは? 日本モデルの実機を試してみた。 - ITはみ出しコラム:次は「AirPods」対抗の無線イヤフォン? 気付けば身の回りはAmazonハードウェアだらけに
Amazonが「Alexa」搭載の完全無線イヤフォンを開発中とのうわさが話題ですが、気付けば、身の回りにAmazonのハードウェアがあふれつつあります。 - ソニーのWH-1000XM3で挑戦:AlexaかGoogleかSiriか、英語か日本語か それが問題だ
ソニーのワイヤレスヘッドフォン「WH-1000XM」シリーズが、ファームウェアアップデートでAmazonの音声アシスタント「Alexa」をサポートしました。その導入方法や使い勝手を見ていきましょう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.