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税込み1万6980円ながら実力は折り紙付き Pixio Japanの15.6型モバイルディスプレイ「PX160」を試すモバイルディスプレイの道(3/3 ページ)

Pixio Japanの「PX160」は、15.6型と王道のサイズを備えつつ、税込みで1万6980円と低価格が魅力のモバイルディスプレイだ。その実力はどうなのかをチェックした。

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 ざっと使った限りで気になったのは、斜め方向から見た時に、かなり暗く感じることだ。視野角178度というスペックから想像するよりも、かなり狭い印象だ。何人かが同時に左右からのぞき込むような使い方では、やや見づらさを感じるかもしれない。

 スピーカーの位置が背面というのも珍しい。スタンドに遮られる格好で、結果的に左右から音が聴こえる形になるのだが、多くのモバイルディスプレイは前面、もしくは下から音が出るのに比べると、独特の響き方をする。相対的に音も大きくなりがちなので、利用にあたっては注意したい。

PX160
視野角は178度となっているが、斜め方向から見るとかなり暗く感じられる
PX160
スピーカーは背面に搭載する。多くの製品は前面もしくは底面なので、少々珍しい仕様だ

破格のプライス+3年保証が魅力的

 本製品の最大の特徴は価格だ。Amazonでの実売価格は税込み1万6980円ということで、この手の製品としては破格のプライスである。それでいて機能および使い勝手で大きな問題もなく、HDRに対応するアドバンテージもある。付属品も充実しており、露骨に何かを省いてコストダウンしているようにも見えない。

 またサポートが1年間ではなく、3年間付属するのもポイントだ。元は海外の製品だが、取り扱っているのは日本法人で、ホームページや取り扱い説明書類もほぼ日本語表示なので、同じ価格帯の競合製品がノーブランドに近いレベルであることを考えると、安心感がある。

 あえて難点を挙げるならば、現時点でホームページ上に動作確認情報がないことだろうか。(国内では)新興ブランドの製品ということもあり、購入にあたって全体的に情報が不足している印象は否めない。メーカー側で対応確認が取れた範囲で構わないので、情報の公開を期待したいところだ。

PX160
ベゼル幅は実測で上8mm、横10.5mmだった。若干横に広いが、特に目くじらを立てるレベルではないだろう
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