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アキバから3万円台〜7万円台までのグラフィックスカードが姿を消す:古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)
グラフィックスカードの品薄具合が先週よりもさらに進んだ。中古市場でもグラフィックスカードの買い取り強化が過熱している。
RTX 3080なら9万円での買い取りも――中古買い取りも強化が進む
激しい枯渇具合は中古市場にも影響を与えており、グラフィックスカードの中古買い取りを強化する動きは週を追うごとに高まっている。
ドスパラ秋葉原本店の買取センターは、GeForce GTX 1050以上のカードの買い取り金額を2月末まで15%アップする。ツクモパソコン本店の買取センターは日ごとに買い取り金額表を掲示しており、2月17日版ではRTX 3080搭載カードなら最大9万円、RTX 3070搭載カードなら最大6万2000円となっていた。
ただし、それでも需要を満たすほどの数量は集まっておらず、常に品薄状態が続いている。
ドスパラ秋葉原本店は「新品パーツからワンテンポ遅れて需要が来ていますが、RTX 2070/2060などは枯渇していますし、やはり厳しい状況ですね」と話す。ツクモパソコン本店リユース館も「RTX 2070 Super搭載カードが1台入りましたが、これもすぐに売り切れるでしょう。本当に、今までにない事態が続いていますね」とため息をついていた。
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