MM総研は3月11日、2020年暦年における国内PC出荷台数の調査結果を発表した。
同レポートによると、2020年の国内PC出荷台数は1591万台で、1995年の調査開始以来最高だった2019年をさらに上回り過去最高の出荷台数を更新している。
メーカー別シェアではNECレノボがシェア34.6%(550.6万台)でトップを獲得。GIGAスクール向けのChromebook端末の出荷台数が大きく伸びたことがシェア拡大の後押しとなっている。
2020年のPC市場全体のうちGIGAスクール向け出荷は19.2%(約305万台)で、うち約285万台をChromebookが占めた。
個人市場は新型コロナ流行に伴う在宅勤務/在宅学習による需要で前年比11.3%増の472万1000台となった反面、法人需要は1118万9000台と前年比で2.4%減少。GIGAスクール需要分を除外すると約814万台と、前年を約3割下回る結果となっている。
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