TDP 35Wの低消費電力版第11世代8コア「Core i9-11900T」&「Core i7-11700T」が登場!:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
第11世代Core iシリーズ向けのハイエンドマザーボードが続々と登場する一方で、CPUは低消費電力版の“末尾T”モデルがバルク品として少数出回るようになった。小型PCの自作を後押ししそうだ。
先週はIntelの第11世代Core iシリーズに“末尾T”モデルが加わっている。「Core i9-11900T」と「Core i7-11700T」で、価格は6万円強〜6万3000円弱と4万5000円前後〜4万7000円強となる。バルク品のため、対応するマザーボードや対応CPUクーラーとのセット販売が前提だ。
ともに8コア16スレッド構成で、TDP(熱設計電力)は35Wとなる。Core i9-11900Tはクロック数が標準1.5GHz/ブースト最大4.9GHz、Core i7-11700Tは標準1.4GHz/ブースト最大4.6GHzで、メモリはDDR4-3200までサポートする。内蔵GPUはIntel UHD Graphics 750だ。
入荷したTSUKUMO eX.は「ファイルサーバだったり、何かしらの限定用途で常時稼働させる専用機だったり、あまり負荷をかけずに多めのコアを使いたい人に向いた仕様ですね。入荷数は少なめなので、欲しい人はお早めに入手するのがいいかなと思います」と話していた。
第10世代の「Core i3-10105」もラインアップに追加
また、Intel製CPUのリテール品としては、第10世代に属する「Core i3-10105」(4コア8スレッド、TDP 65W)も1万9000円前後で登場している。新デザインのパッケージをまとったCore i3としては、2021年3月に登場したGPUなしモデル「Core i3-10105F」(1万2000円前後)に続く2モデルめとなる。
次に、ASUSTeKの新製品群を見ていく。
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