ニュース
リタンダント型ATXタイプも登場! 電源ユニットの最新トレンド:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
定格700Wの電源モジュールを左右に配置できるATXサイズのリタンダント電源ユニット「Twins PRO 700W」が、FSPから売り出されて注目を集めている。その他、MSIからNVMe PCIe 4.0 SSD、ASUS JAPANからテンキー着脱式のキーボードが登場して注目を集めた。
今週、電源ユニットで異彩を放っていたのは、FPSから登場した「Twins PRO 700W」だ。価格は6万円弱(税込み、以下同)となる。
「ニッチすぎて不安ですけど、取り扱いを始めました」
80PLUS GOLD認証を受けた定格700Wの電源モジュールを、左右に収納するリダンダント(冗長型)のATX電源で、どちらかのモジュールが故障した際も安定した給電が行える仕組みになっている。片方のモジュールが故障した際は、ホットスワップで新しいモジュールに付け替えられる。
リダンダント電源はブレードサーバなどで採用されているが、一般的なATX電源と置き換えられる製品は珍しい。
入荷したオリオスペックは「自作マシンでサーバを組んでいる人や、監視カメラやチューナーにつないで連続録画している人など、電源供給を止めたくない人に刺さる製品かなと思います。ニッチすぎて不安ですけど、取り扱いを始めました」と話していた。
なお、電源モジュール単品を扱う予定は今のところないという。
関連記事
- LHR版がGeForce RTX 3000カードの価格を押し下げる
1カ月近く続くLHRタイプのRTX 3000シリーズ新製品ラッシュだが、LHR版を機に仕入れ値ベースで価格がはっきり下がっているという。グラフィックスカードの現状を探った。 - 「スティックPC的な需要にマッチするのかも」――MINISFORUMの超小型PCが話題に
MINISFORUMから超小型PCが売り出され、コンパクトPCのトレンドに動きを与えている。また、グラフィックスカードはLHR版GeForce RTX 3000シリーズの新製品ラッシュが続く。 - 開会式当日に五輪色のないアキバ
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開会式を数時間後に控えた7月23日の日中。秋葉原電気街を回遊して見かけた“五輪色”は中央通りを通過するタクシーの外装だけだった。 - GeForce RTX 3080/3070周辺から徐々に安く――グラフィックスカード価格の今
五輪開催まで1週間を切ったが、電気街に祭典の風は吹いていない。PCパーツショップはどこも「だいたい(全く)変わらないですね」という。その中で少しずつ変化しているのが、高騰しきったグラフィックスカードの価格だ。 - プロ向けの「NVIDIA RTX A4000」が個人ユースでも売れている理由
プロ向けの「NVIDIA RTX A4000」が、ゲーム用途を含む個人ユースで売れているという。また、ゴジラとコラボしたGeForce RTX 3070搭載カードが登場するなど、グラフィックスカードが盛り上がっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.