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「長く愛せる」――PS/2マウスやSandy Bridgeなどが生かせるレガシー系パーツも人気古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

USB→PS/2変換ケーブルやIntel H61チップセット搭載マザーボードなど、レガシー系アイテムも店頭に並び、まずまずの反響を得ている。また、NZXTのB550/Z590チップセット搭載マザーや、ロジクールのG304/G203など、デザイン性で目立つ新製品も登場した。

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 先週、エアリアからUSB→PS/2変換ケーブル「コンバティーノ」が売り出された。価格は1000円前後(税込み、以下同)だ。1基のUSB Type-Aポートで、PS/2キーボードとマウスを同時に挿せる。ドライバレスで、キーボードとマウスのどちらか一方だけを接続することも可能だ。

コンバティーノ
エアリア「コンバティーノ」

「5年前の環境だと使えない、ということはなくなりました」

 入荷したパソコンSHOPアークは「昔から使い慣れたPS/2マウスを使い続けたいというゲーマーの方もいらっしゃいますし、欲しい人はけっこういそうです」と話していた。ゲーミングマウスは細部のフィット感やクリック感、重さなどを重視する人が多く、何年も同じ型番の製品を愛用する人は少なくないという。

 PCパーツも同様に、使用環境やアプリなどの事情から長く使うケースもある。そして、近年は使用スパンが伸びる傾向があるという。あるベテラン店員さんは「市場の成熟といいますか、進化速度が緩やかになったといいますか、最近は『5年前の環境だと絶望的に使えない』といったことはなくなりました。個人の方でも10年前の環境そのままで使っていて、維持したいから同じ型番を探しているという人もいましたね」と語る。

 そうした層に刺さりそうなのが、今夏から再び出回っているBIOSTARのマザー「H61MHV3」と「H81MVH3」だ。ともにmicroATX規格で、価格も7500円前後となる。

BIOSTAR
店頭に並ぶBIOSTAR「H61MHV3」(左)と「H81MVH3」(右)

 H61MHV3は2011年に登場したIntel H61チップセットを搭載しており、第2世代(Sandy Bridge)や第3世代(Ivy Bridge)のCore iシリーズに対応。H81MVH3は2013年登場のIntel H81チップセットを搭載し、第4世代(Haswell)Core iシリーズが載せられる。

H61MHV3
Intel H61チップセットを備えた「H61MHV3」

こちらはIntel H81チップセットを搭載した「H81MVH3」

 入荷したTSUKUMO eX.は「このあたりのチップセットを搭載するマザーは保守用に息長く売れています。法人さんの需要が多いのかと思いますが、個人でSandy Bridgeを使っている方もいらっしゃいますし、層は案外厚いのかもしれません」と話していた。

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