「初回の傾向はXTに似ていますね」――Radeon RX 6600カードが登場!:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
AMDの新GPU「Radeon RX 6600」を搭載したグラフィックスカードが、複数のメーカーから売り出された。金曜日夕方時点では複数の在庫を残すショップもあったが、今後に警戒する声を多く聞いた。
10月14日、AMDの新ミドルレンジGPU「Radeon RX 6600」を搭載したグラフィックスカードの販売が始まった。ASUS JAPANやギガバイト、ASRock、Sapphire、玄人志向、XFXなどから搭載カードが登場した。
Radeon RX 6600搭載カードは5万円台後半から6万円前後でデビュー
Radeon RX 6600は8月に登場した「RX 6600 XT」の下位モデルにあたる。発売当初は5万5000円弱〜6万8000円弱(税込み、以下同様)にばらけていた上位カードと違い、RX 6600カードは5万6000円強〜6万円前後と価格の幅が狭めだ。
その売れ行きはRX 6600 XT搭載カードと似通っているという。あるショップは「やはりマイニング目的と転売目的の人が多く、特に最安の玄人志向(RD-RX6600-E8GB/DF、5万6000円強)は組織買いをする人が目立ちました」と話す。
そうしたニーズもあり、週末を待たずに売り切れとなるショップもあったが、比較的在庫が潤沢なところも複数あり、金曜日時点では店舗ごとにばらつきがみられた。別のショップは「それもRX 6600 XTのときと同じですね。発売から数日してからピークがきました。今回も似た流れになりそうです」と予想する。
パソコンSHOPアークは「6万円前後のグラフィックスカードは本当に枯渇していて、ゲーミング用途でも欲しい人は少なからずいます。狙っている人は、街から払底していない今のうちに購入するのが得策かもしれません」と話していた。
関連記事
- 光らず静かに仕事をこなす「黒いファン」が評価を集める
目立つビジュアルが注目されるPCパーツが増える中で、光らず静かで高いパフォーマンスを発揮する新製品も人気を集めている。MSIの12cnファン「MEG SILENT GALE P12」が話題だ。 - Windows 11リリースの影響は「今のところそよ風」
Windows 11が正式リリースされた最初の週末を迎える。しかし、秋葉原の自作PCショップではあまり大きな動きは起きていない様子だ。 - Razerのコイルケーブルや交換用キーキャップがゲーマーの心をつかむ
先週はRazerから入力デバイスの新製品が多数投入されたが、コイルケーブル付きのキーキャップセットや、下半分が半透明になったプリン型キーキャップなどのオプションも話題になっているという。 - PS5増設需要でWD SN850が飛ぶように売れる
M.2 NVMe SSDがストレージのメインストリームになる流れの中で、PS5の増設需要がそれを猛烈に後押ししているという。特に1TB/2TBのPCIe 4.0タイプの動向が熱い。 - 「今、ゲーミングPCを組むなら15万円」――1年前から変わった常識
ゲーミングPCを一式組み立てる予算の最低ラインが、ここ最近大きく上昇した。多くのショップは15万円を目安に挙げる。「1年前なら10万円と言っていましたが」とこぼしつつ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.