20年目の新モデル「REALFORCE R3」で変わったこと 変わらなかったこと(2/5 ページ)
高級キーボードシリーズでおなじみの東プレから、「REALFORCE」の第3世代となる「REALFORCE R3」シリーズが計20モデル発表された。11月1日の発売に先駆けて、待望の無線接続対応モデルを中心に試した。
第3世代に求められたものと実現したもの
そして第2世代の登場から4年、初代から20年を数える2021年、待望の第3世代となるR3が発表された。
何と言っても、今回のR3の注目ポイントは多くのユーザーが期待したBluetooth接続への対応だ。しかも、Bluetoothだけでなく、USB接続もサポートしたハイブリッドモデルとなっており、Bluetooth 5.0で最大4台までのペアリングとUSB Type-C接続で合計5台を切り替えて使用できる。
Bluetooth接続時の電源供給は電池(単3型乾電池×2)もしくはUSB給電なので、バッテリー型だとバッテリーの寿命が心配だ、という人も安心して利用可能だ。ちなみに、ニッケル水素充電池も利用できるが、REALFORCE自体に充電機能はない。PCにUSBケーブルを接続して給電しつつ、Bluetoothで接続した別の機器を操作することも可能だ。
ハイブリッドモデルのUSBケーブルは本体側がType-C、ホスト側がType-Aの着脱式で、ホストとはUSB 2.0で接続する。本体重量はフルキーモデルが約1.6kg、テンキーレスモデルは約1.3kgと、それぞれ200gほど重くなっている。もっとも、据え置き型キーボードの場合は安定性のためにも重量が求められ、デメリットとはならないだろう。
底面のラバーフィートはR2の4枚から6枚に増えているが、追加されたラバーフィートは手前側の斜面に貼られている。チルトスタンドを立てたときの安定性向上を意図したものだろう。
Fnキー+1〜4キーでBluetooth 1〜4、Fnキー+5キーでUSB接続に切り替えられる。Bluetooth接続先では[機器名]_1〜4とスロット込みで表示される(写真はPixel 5aの場合)。機器名はデフォルトではREALFORCEだが、専用ソフトウェアで変更可能だ
続いて、生まれ変わった専用のREALFORCEソフトウェアを見ていこう。
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