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Windows 11のシェア推移とアプリストア環境の行方Windowsフロントライン(2/2 ページ)

Windows 11が正式にリリースされてから1カ月が経過した。この間のシェア推移はどうなっているのか、Windows関連の話題を追った。

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Microsoft Storeにまつわるあれこれ

 本稿執筆時点でまだ「November 2021 Update(21H2)」の一般配信は確認できていないが、Windows 11で刷新されたMicrosoft Storeの機能が、Windows 10のテストユーザーの間で確認できたことが話題になっている。

 The Vergeでトム・ウォーレン氏が報じているが、現在Windows 10 Insider Previewで、Release Previewのユーザーに対してUIが刷新されたMicrosoft Storeの利用が可能になっており、November 2021 Updateの配信開始と同時に同アップデートを適用した全てのユーザーで間もなくの利用が可能になるとみられる。

 最大の特徴は、サードパーティー製アプリストアへのアクセスや課金システムが利用できるようになった点で、Win32アプリケーションへのアクセスの他、Disney+のような外部コンテンツの利用など、より柔軟性が増している。

 こちらの話題はWindows 11向けとなるが、ウォーレン氏は「Windows 11のMicrosoft Store上で『Google Play Store』を起動する」方法を紹介している。あくまで自己責任になるが、Windows Subsystem for Linux(WSL)の導入を通じてLinux上でコマンドを実行するだけということで、興味ある人は当該の記事を参照してほしい。

 Windows 11の特徴として、サブシステムの搭載によるAndroidアプリのWindows上での動作を可能にする仕組みがあることが挙げられるが、肝心のGoogle Play Storeアプリが提供されていないため、あくまで“サイドロード”を前提としたAmazon Storeなどのサードパーティー製ストアの仕組みを利用する必要がある。

 そのため、配信されるアプリが本来のAmazon Storeのものに加え、さらに限定されている状況もあり、おそらく「あえてWindows上でAndroidアプリを動かす」ということにメリットを感じる人はそれほど多くないのではないかと想像している。正攻法ではないものの、こうしたテクニックの存在でツールとしての使い勝手は向上する可能性があり、よりWindows利用の幅や活用場面は増えるかもしれない。

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