Lenovoが「Yoga」ノートPCの2022年モデルを披露 Intelの新型GPU「Arc A」搭載モデルも登場予定(1/2 ページ)
Lenovoが、CES 2022に合わせて「Yoga」ブランドの新型ノートPCを発表した。一部モデルでは、Intelが間もなく正式発表する外部GPU「Intel Arc Aシリーズ」を搭載する構成も用意される予定だ。
Lenovoは1月5日(米国太平洋時間)、コンシューマー向けプレミアムPC「Yoga」の新製品を発表した。全モデル共に2022年第2四半期(4〜6月)に発売される予定だ。
なお、今回発表されたモデルの日本における展開は未定である。
Yoga 9i
「Yoga 9i」は、エンターテインメントを思いきり楽しみたい人をターゲットに据えたコンバーチブルタイプの14型2in1ノートPCだ。ボディーカラーはストームグレー(Storm Grey)とオートミール(Oatmeal)の2つを取りそろえている。米国における最小構成の想定販売価格は1399ドル(約16万2000円)となる。
CPUはIntelの第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)の「Pプロセッサ」で、Core i5-1240P(Pコア4基+Eコア8基、12MB L3キャッシュ)またはCore i7-1260P(Pコア4基+Eコア8基、18MB L3キャッシュ)を搭載している。メインメモリはLPDDR5規格で、8GBまたは16GBを備える(換装/増設不可)。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は256GB、512GB、1TBから選べる。
ディスプレイはアスペクト比16:10の14型で、タッチ操作とペン入力に対応する。パネルの仕様は、モデルによって以下のいずれかとなる。
- フルHD+(1920×1200ピクセル)IPS液晶:最大輝度400ニト、sRGB 100%カバー
- 2.8K(2880×1800ピクセル)有機EL:最大輝度400ニト、DCI-P3 100%カバー
- 4K+(3840×2400ピクセル)有機EL:最大輝度400ニト、DCI-P3 100%カバー
ディスプレイ上部にはフルHD(1920×1080ピクセル)撮影と顔認証に対応するWebカメラを備えている。キーボードの右方向キーの横には指紋センサーもある。ペンは「Lenovo Precision Pen 2」か「Lenovo E-Color Pen」が付属する。
スピーカーはBowers & Wilkinsとのコラボレーションによるものをヒンジ部に搭載している。
ポート類は、左側面にThunderbolt 4(USB4)端子×2とUSB 3.1 Type-A端子(常時給電対応)を、右側面にThunderbolt 4端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応する。ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6E(※1)とBluetooth 5.2に対応する。
ボディーサイズ(目標値)は約318(幅)×230(奥行き)×15.2〜16.5mmで、最軽量構成の重量(目標値)は液晶モデルで約1530g、有機ELモデルで約1480gとなる。
Yoga 7i
「Yoga 7i」は、画面サイズを14型と16型から選べるコンバーチブルタイプの2in1ノートPCだ。Yoga 9iと比べるとより幅広いユーザーを想定したモデルとなっている。米国における最小構成の想定販売価格は14型モデルが949ドル(約11万円)、16型モデルが899ドル(約10万4000円)だ。
14型モデル
14型モデルのボディーカラーは、ストームグレーと新色のストーンブルー(Stone Blue)から選べるようになっている。
CPUは第12世代Coreプロセッサで、UプロセッサとPプロセッサを採用する。メインメモリはLPDDR5規格で、モデルによって8GBまたは16GBを備える(換装/増設不可)。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は512GBか1TBから選べる。
ディスプレイはアスペクト比16:10の14型で、タッチ操作とペン入力に対応する。パネルの仕様は以下のいずれかとなる。
- 2.2K(2240×1400ピクセル)IPS液晶:最大輝度300ニト、最大リフレッシュレート60Hz、sRGB 100%カバー
- 2.8K(2880×1800ピクセル)有機EL:最大輝度400ニト、最大リフレッシュレート90Hz、sRGB 100%カバー
ディスプレイ上部には、フルHD撮影と顔認証に対応するシャッター付きWebカメラを備える。指紋センサーは一部モデルで搭載される。ペンは別売だ。
ポート類は、左側面にThunderbolt 4(USB4)端子×2、HDMI出力端子とmicroSDメモリーカードスロットを、右側面にUSB 3.0 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応する。ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6E(※1)とBluetooth 5.2に対応する。
ボディーサイズは約316.66(幅)×220.25(奥行き)×17.35mmで、最軽量構成の重量は液晶モデルで約1.5kg、有機ELモデルで約1.4kgとなる。
16型モデル
16型モデルのボディーカラーは、ストームグレーとアークティックグレー(Arctic Grey)から選べるようになっている。
CPUは第12世代Coreプロセッサで、PプロセッサとHプロセッサを採用している。外部GPUとして「Intel Arc A Series Graphics」(参考記事)を搭載する構成も後日追加される。メインメモリはLPDDR5規格で、8GBまたは16GBを備える(換装/増設不可)。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は256GB、512GB、1TBから選べる。
ディスプレイはアスペクト比16:10の16型IPS液晶で、最高解像度はWQHD+(2560×1600ピクセル)、最高輝度は400ニトとなる。ディスプレイ上部には、フルHD撮影と顔認証に対応するシャッター付きWebカメラを備える。指紋センサーは一部モデルで搭載される。ペンは別売だ。
ポート類は、左側面にUSB 3.0 Type-A端子、Thunderbolt 4(USB4)端子×2、HDMI出力端子とmicroSDメモリーカードスロットを、右側面にUSB 3.0 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応する。ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6E(※1)とBluetooth 5.2に対応する。
ボディーサイズは約361.51(幅)×249.65(奥行き)×19.2mmで、最軽量構成の重量は約1.9kgとなる。
関連記事
- Lenovoの中小ビジネス向け「ThinkBook」に2画面モデルが登場!
Lenovoが中小企業や個人事業主の利用を想定したノートPCの新モデルを発表した。従来、電子ペーパーを搭載してきた「Plus」モデルは、メインディスプレイを大きくした上で、キーボード横に液晶ディスプレイを搭載することで“生まれ変わる”。 - Lenovo、Core i9-12900H搭載240Hz表示ノートPCなどを発表
LenovoがCES 2022にあわせて新製品を発表した。目玉は最大でCore i9-12900HとNVIDIA GeForce RTX 3070Tiを搭載するゲーミングノートPC「Legion 5i Pro/5 Pro」だ。 - 「ThinkPad X1ファミリー」に2022年モデル 第12世代Coreプロセッサでより快適に
LenovoのThinkPadブランドにおいてフラグシップを担う「ThinkPad X1ファミリー」に2022年モデルが登場する。第12世代Coreプロセッサを搭載し処理性能を底上げした他、一部モデルで対応していたフルHDカメラの搭載オプションが全モデルに拡大されている。 - LenovoがWindows 11搭載の「Yoga Slim 7シリーズ」を発表 米国で10月から順次発売
Lenovoが、Windows 11をプリインストールする「Yoga Slim 7シリーズ」と、キーボード着脱式のChromebookの新モデルを10月に発売する。現時点では日本での展開は未定だ。 - モバイルディスプレイとしても使える「Yoga Tab 13」が8月6日発売 税込みで9万円弱
LenovoがMWC Barcelona 2021に合わせてリリースしたYoga Tabの新モデルが日本に上陸する。13型モデルはMicro HDMI入力端子を備えモバイルディスプレイとしても利用できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.