最大5.5GHzで動作する「Core i9-12900KS」の販売予約が始まる:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
第12世代Core iシリーズの最上位モデルとなる「Core i9-12900KS」の販売予約が始まり、Windows 11のパッケージ販売がスタートするなど、4月から自作市場も動いている。
今週から第12世代Core i(開発コード名:Alder Lake-S)シリーズの最上位に「Core i9-12900KS」が追加され、販売予約が始まっている。販売解禁は4月5日22時からで、価格は10万6000円弱だ(税込み、以下同様)。
Core i9-12900KSの反響は「まあ、ぼちぼち」
Core i9-12900KSは、既存の12900Kの上位にあたるモデルで、16コア(Pコア8基/Eコア8基)24スレッド構成は共通している。Pコアのベースクロックは200MHz高い3.4GHz(Eコアは2.5GHz)で、ブースト最大クロックを5.5GHzまで引き上げているのが特徴だ。性能強化に伴い、Processor Base Powerも150Wに上昇している。CPUクーラーは付属しない。
反響は「まぁ、ぼちぼち」とのショップが多かった。あるショップは「第12世代Coreのハイエンドに興味のある人は、年末の頃からDDR5メモリの枯渇を乗り越えて最強構成を組み上げていますしね。購入するのは、CPUだけ載せ替えてさらに上を目指す人に絞られるでしょう」と淡々と語る。
一方、ライバルのAMDはRyzen 5000/5000Gシリーズの特価セールを延長し、先週末と同水準の価格を維持している。終了時期は明示されない店舗も多いが、パソコンSHOPアークは価格表に5月22日までと表記している。
同店は「このタイミングで、元の価格に戻すのは確かにあり得ない選択でしたからね。ただ、結構延長期間が長いので、Ryzenシリーズの新製品との価格バランスをどうしていくのか。その辺りの調整も必要になるのかもしれませんよね」と先々を見据えていた。
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