絵師は健康が不安? ならば板タブだ! HUION「Inspiroy Giano」レビュー:ある日のペン・ボード・ガジェット(1/5 ページ)
イラストレーター refeiaさんの連載第3弾は、HUIONの大型板タブ「Inspiroy Giano G930L」を試したよ!
こんにちは! イラストレーターのrefeiaです。
今日は自腹で、液晶タブレット→板タブレットへ乗り換えの夢を見ていきます。
美少女趣味は一生! でも体力と健康は有限
そういえば先日、46歳になりました。この歳でこの分野の絵を描いて、いつまで大丈夫なのかと思える年齢ですね。おかげさまで精神性はさして変わらず、Twitterに入り浸ってはアニメやゲームの美少女イラストをいいねしまくっており、四十肩や老眼も今のところ平気です。それでも気力/体力/健康は確実にピークアウトしていて、今後どんどん下がっていくのは明らかです。
それに、「イラストレーターや漫画家さんが大きく体調を崩しやすい年齢は50歳代」というイメージも持っていて、明日は我が身という警戒心もあります。そこで今回は、身体にやさしいお絵描き環境としての板タブを探っていきます。
そして今回選んだのが、HUIONの大型板タブ「Inspiroy Giano」です
板タブはメリットだらけ
まずは板タブを選ぶ理由をお話しましょう。液タブと板タブを比べると、板タブはどうしても「お金がなくて仕方なく買うもの」という印象がぬぐえません。
でも本当は、板タブはメリットだらけです。
- 首/肩/腰の負担の軽減
- 近視の予防や軽減
- 内臓圧迫の軽減
- 好きなディスプレイを使える
- 安価で長い製品寿命を期待できる
- 熱くない
- うるさくない
- 食事の台にできる
特に、液タブのように前傾姿勢+紙に描く距離にならず、上半身が直立に近い「良い姿勢」で作業できることから、内臓や首/肩/腰、さらに目の負担まで軽減できるのは無視しがたい魅力です。
もちろんデメリットもあります
- 描きづらい
はい、終了。
……致命的と言いたいところですが、これは「品質や生産力が致命的に落ちる」ことを示してはいません。自分も昔は板タブで仕事をしていましたし、現在でも、人気も収入も十分以上にあるプロの絵師さんが板タブを好んで使っているケースはあります。
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