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最大6GHz駆動! スペシャルなCPU「Core i9-13900KS」登場 実売価格は12.4万円弱
Intelが発売を予告していた「最大6GHz駆動の第13世代Coreプロセッサ」が突如登場した。日本における実売価格は12万4000円弱となっている。
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Intelは1月12日(米国太平洋時間)、デスクトップ向け第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake-S)の特別仕様モデル「Core i9-13900KS」を発表し、即日発売した。米国における想定価格は699ドル(約8万9000円)で、日本における実売価格は12万4000円弱となっている。
Core i9-13900KSの概要
Core i9-13900KSは、2022年11月にアンロック対応製品が発表された時点で発売が予告されていたCPUで、ターボブースト時の最大クロックが6GHzと、PC向けの市販CPUとしては初めてカタログスペックで6GHz駆動をサポートしたことが特徴だ(※1)。主なスペックは以下の通りとなる。
- コア数:合計24コア32スレッド
- パフォーマンスコア(Pコア):8基16スレッド/3.2GHz〜6GHz
- 高効率コア(Eコア):16基16スレッド2.4GHz〜4.3GHz
- L2キャッシュ:32MB
- L3キャッシュ(Intel Smart Cache):36MB
- 基本消費電力:150W
- 最大消費電力:253W
(※1)Thermal Velocity Boost(TVB)を利用した場合。Turbo Boost Max Technology 3.0(TBM 3.0)を利用した場合の最大クロックは5.8GHz
他の仕様は、既存のデスクトップ向け第13世代Coreプロセッサのアンロック対応製品と同様だ。
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