1.5万円&0.8万円のSocket AM4マザーの入荷に「こういうのでいいんだよ」の評:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
1.5万円で買えるB550マザー「PRO B550M-P GEN3」や、8000円切りのA320マザー「PRIME A320M-A」が売り場に並んだ。高価なマザーボードが増えるなかで、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は注目株と強く推す。
今週、パソコン工房 秋葉原本店にはAMD B550チップセットを搭載したMSIのmicroATXマザーボード「PRO B550M-P GEN3」が新製品として入荷していた。価格は1万4980円だ(税込み、以下同様)。スポット入荷のため、一人1点のみの購入制限がつく。
「欧州からAM4需要の高い日本に流れてきたみたいです」
Socket AM4のRyzen 5000/4000/3000(3400Gと3200Gを除く)シリーズに対応し、DDR4メモリスロットを4基、M.2スロットはPCIe 3.0 x4接続を1基備える。映像出力はHDMI 1.4とDVI-D、D-Sub 15ピンの3系統をそろえる。
同店は「欧州からAM4需要の高い日本に流れてきたみたいです。PCIe 3.0対応でHDMIも1.4となりますが、Sandy Bridge(第2世代Core)から乗り換える人も含め、これで十分という方も少なくありません。この価格でこの仕様。まさに『こういうのでいいんだよ』なマザーだと思います」と熱く語る。
同じタイミングで、さらに古いAMD A320チップセットを搭載したマザーも同店にスポットで再入荷していた。ASUS JAPANのmicroATXモデル「PRIME A320M-A」で、価格は7980円となる。
2017年9月に1万円前後で登場したSocket AM4モデルで、Ryzen 5000シリーズから初代Ryzen、第7世代のAシリーズやAthlon X4までサポートする。DDR4メモリスロットを4基、M.2(PCIe/SATA対応)スロット1基と共に、HDMIとDVI-D、D-Sub 15ピン出力を備えている。
「かなり古いRyzenとも組み合わせられます。それでいてメモリスロットが4基あって、現役でも十分活躍できる。それでいてこのお値段なので、こちらもお一人様1台までとさせていただきました」という。
プラットフォームの刷新やコスト増などさまざまな要因が重なり、最新世代のマザーボードの平均価格は上昇している。同店は「そこまで最新のスペックはいらないから、1万円台で使えるマザーがほしいというニーズは確かにありますから。こういうマザーが選べる環境を維持できるように頑張りたいです」と話していた。
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