パソコンの修理は「訪問修理」の時代に!? 実際に試してみた結果(2/3 ページ)
私事だが、手持ちの「ThinkPad X13 Gen 3」の調子が悪くなった。調子が悪くなる前に、保守サービスとして「オンサイト(訪問)修理」を追加したことを思い出し、早速修理を依頼することになった。PCの訪問修理を初めて受ける筆者は、果たしてどんな体験をすることになるのか……?
修理手続きは引き取り修理と同じように進む
レノボのPCを個人が修理に出す場合、「引き取り修理」「オンサイト修理」共に以下のいずれかの方法で依頼することになる。
- Webサイトからの依頼
- 「レノボスマートセンター」への電話(コールバック予約も可能)
今回は、Webサイトから依頼することにした。修理を依頼する本体から申し込む場合は、モデル名やシリアル番号は自動取得できるので、入力の手間が省ける(※4)。症状はできるだけ具体的に書くと故障の原因を特定しやすくなり、修理手配が迅速化する可能性がある。サポートサイトには引き取り修理用とオンサイト修理用の「修理依頼ファイル」(Excelシート)が用意されており、それを記入してから添付するとベターである。
(※4)PCに「Lenovo Service Bridge」をインストールする必要がある
ただ今回は、症状からマザーボードの交換が予想され、引き取りになるか訪問対応になるのか分からなかった。ファイルは修理対応の方法で分かれているので、あえてファイルに記入するのではなく、Webサイトのテキストボックスに詳しく症状を書き込むことで対応することにした。
引き取り/訪問先は、自宅以外の住所も指定できる。仕事の都合で自宅での対応が難しい場合も安心だ。筆者は在宅勤務がメインとなっているので、ひとまず設置場所(=自宅)での対応を依頼することになった。
修理を依頼すると、すぐに受付確認のメールが届く。その後、原則として翌営業日までに修理に関する案内メールが届く。今回は訪問修理になるとのことだ。訪問修理の場合、作業員は日本アイ・ビー・エム(日本IBM)かPFU(リコーと富士通が出資するSIer)のいずれかから派遣されるが、どちらの業者の作業員が来るのかという告知もなされる(修理依頼者がどちらかを選ぶことはできない)。
修理の案内メールへの返信では、確認を兼ねて必要事項を改めて記載することになる。この流れ自体は引き取り修理時とほぼ同じで、「引き取り先」の確認が「訪問先」の確認に変わる程度だ。
このメールへの返信後、修理業者(日本IBMまたはPFU)から訪問日時の打ち合わせの電話がかかってくる。筆者が加入したオンサイト修理サービスは“通常の”メニューとなるので、最短で2営業日先から予約できるようだ。
「本当に急いでいるんだ!!」という人は、ワンランク上のオプションとして「プレミアサポート+翌営業日オンサイト修理」という拡張保守もある。そちらへの加入を検討してもいいかもしれない。対応がより迅速な分、費用負担も大きめだが……。
訪問修理の打ち合わせが完了したら、部屋を片付けつつ訪問の日を待つだけである。
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