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ワコムペン付属の「ASUS ProArt Display PA169CDV」は高級モバイルディスプレイの王道を行くのか? プロ絵師が試すある日のペン・ボード・ガジェット(2/5 ページ)

ASUS JAPANから、ワコムペン付属の高級モバイルディスプレイ「ASUS ProArt Display PA169CDV」が発売されました。その実力の程をイラストレーターのrefeiaさんがチェックしました!

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内蔵スタンドが「2つ」!?

 外観を見ていきましょう。表からの見た目は普通のモバイルディスプレイのようなバランスですが、ほぼ全面がガラスに覆われていて非常に質感が良いです。

ProArt Display PA169CDV ASUS JAPAN モバイルディスプレイ 15.6型 4K ワコムペン
本体下部にあるProArtロゴの下あたりに三脚穴もあります

 ボタンや接続ポートは左側面に集中しています。

ProArt Display PA169CDV ASUS JAPAN モバイルディスプレイ 15.6型 4K ワコムペン
左から順に、電源、ダイヤル、ダイヤルのクリック感切り替えスイッチ、OSD呼び出し、HDMI、Type-C映像入力、USB Type-C端子の電源入力です

 ダイヤルは回転と押し込み操作が可能で、アプリやOSの機能にドライバで割り当てる方式です。隣のスイッチで、カチカチとクリック感をつけるかスルスル回るかを選ぶことができます。ダイヤルは素材は良いものの、スレるような音や軸方向のガタつきがあったり、クリック有効時には不安定に引っかかるような違和感があったりと、全体的な品質にそぐわない操作感なのが惜しいです。個人的にはずっとクリック無効で使っていました。

ProArt Display PA169CDV ASUS JAPAN モバイルディスプレイ 15.6型 4K ワコムペン
OSDもこのダイヤルで操作します。最近のモバイルディスプレイはタッチで直接操作できるものがあるので、それらと比べると少し遅れて見えます

 裏面も格好良く、一般用途に適した54度〜75度で調節できるメインのスタンドと、ペンやタッチ操作に適した17度に設定できるサブのスタンドが内蔵されています。

ProArt Display PA169CDV ASUS JAPAN モバイルディスプレイ 15.6型 4K ワコムペン
もちろん、スタンドを閉じたままならば平置きも可能です

 キックスタンドだけで深く倒せるデバイスもありますが、ペンを持った手を置いたり筆圧をかけたりすると一番下まで潰れてしまって困ることがあり、スタンドを分けるのは良い工夫です。実際に剛性感もあり、何の不安定さもなく利用できます。

ProArt Display PA169CDV ASUS JAPAN モバイルディスプレイ 15.6型 4K ワコムペン
サブのスタンドには小さなゴム足があるとはいえ、金属製スタンドのエッジが立っているので、机の材質によっては気を遣うかもしれません
ProArt Display PA169CDV ASUS JAPAN モバイルディスプレイ 15.6型 4K ワコムペン
こちらはメインのスタンドです。Surfaceシリーズのキックスタンドに近いです

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