「Ryzen 9000シリーズ対応」をうたうマザーボードが複数登場 “次世代”への期待が高まるアキバ:古田雄介の「アキバPickUp!」(2/4 ページ)
週末の秋葉原では「Ryzen 9000シリーズ」対応のマザーボードがちらほら出てくるようになった。発売時期は未定ながらも、Ryzen 9000シリーズへの期待は高まっているようだ。
水冷システムも裏配線できる「CPUブロック」が登場
最近、ケーブル類をバックヤードに隠せる“裏配線”対応のマザーボードがジワジワと増えている。この2024年春にはMSIやASUS JAPANなどから複数の裏配線モデルが登場しているが、ついに先週、水冷システムを裏配線できるCPUブロックが登場した。
Bitspowerの「CPU Block Summit Revoシリーズ」で、第12〜14世代Coreプロセッサ(LGA1700)向けの「Intel Edition(BPM-CPURVI)」と、Ryzenシリーズ(Socket AM4/AM5)向けの「AMD Edition(BPM-CPURVA)」がある。実売価格は共に5万円弱だ。
両製品は、ソケットとバックプレートを固定するためにマザーボードに開けられている4個のネジ穴を、冷却液の循環通路に利用することで裏配線とする仕組みだ。よって、CPUブロック以外はマザーボードの表面から見えないデザインとなっている。
接続口は2モデル共に「G1/4」となっている。ただし、マザーボードのバックプレートを外すため、メーカー保証は受けられなくなる点は注意したい。
両製品を入荷したオリオスペックは、「多くのラジエーターは、マザーボードの表面から接続することを想定して作られているので、(取り付ける際に)そのあたりも加工する必要があるでしょうね。それでも、徹底して配線をなくせるところにロマンを感じる人には面白いパーツだと思います」と評価していた。
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