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「Ryzen 9000シリーズ対応」をうたうマザーボードが複数登場 “次世代”への期待が高まるアキバ古田雄介の「アキバPickUp!」(1/4 ページ)

週末の秋葉原では「Ryzen 9000シリーズ」対応のマザーボードがちらほら出てくるようになった。発売時期は未定ながらも、Ryzen 9000シリーズへの期待は高まっているようだ。

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 米国では7月末の発売を予定している、AMDの新型CPU「Ryzen 9000シリーズ」だが、同シリーズへの対応をうたうマザーボードが複数メーカーから登場した。秋葉原のPCショップでは、じわじわと“次世代”の期待が高まっている。

Ryzen 9000シリーズ対応マザボで「Ryzen人気の盛り返しを感じる」

 先週(6月30日週)、ギガバイト(GIGABYTE)からAMD B650チップセット搭載のATXマザーボード「B650E AORUS PRO X USB4」が発売され、一部のショップに並んだ。実売価格は4万8000円弱で、週末前に売り切れとなるショップも見られた。

 そんな売り切れ店舗の1つとなったTSUKUMO eX.は「USB4(USB Type-C)端子が2基付いているところが注目されています。CPUのサポートリストに『Ryzen 9000シリーズ』と書かれているのも、気にする人が多かったんじゃないかと思います」と話していた。

製品画像
ギガバイトから発売された「B650E AORUS PRO X USB4」の製品画像
背面
背面ポートには、2基のUSB4端子が並ぶ

 Ryzen 9000シリーズは、Ryzen 7000/8000シリーズと同様に「Socket AM5」を採用している。そのため、同ソケットを採用する既存マザーボードでもUEFI(BIOS)の更新さえすれば利用できる。先週からは、マザーボードのパッケージに「Ryzen 9000シリーズ対応」を明記するメーカーが見受けられ始めた。

 MSIもそんな1社で、AMD X670Eチップセット搭載マザーボード「MPG X670E CAEBON WIFI」の新入荷分のパッケージには「AMD RYZEN 9000 DESKTOP READY」というシールが貼られている。

 TSUKUMO eX.は「(出荷時に)BIOSをRyzen 9000シリーズに対応するバージョンにしたようです。今後は、他のモデルでも同様の動きが出てくるんじゃないかと思います」と話していた。

MPG X670E CAEBON WIFI
TSUKUMO eX.に並ぶ「MPG X670E CAEBON WIFI」の新入荷分
新パッケージ
新入荷分のパッケージには「AMD RYZEN 9000 DESKTOP READY」というシールが追加されている。UEFIが対応版に更新されているとのことだ

 Ryzen 9000シリーズの登場時期について、各店にまだ正式なアナウンスは入ってきてないという。ただ、「早ければ2024年夏といううわさ」(某ショップ)も聞く。

 あるショップは「最近はRyzen人気の盛り返しもあって、次世代(Ryzen 9000シリーズ)を楽しみにしている人が多いんじゃないかと思います。現行品でもマザーボードとセットで割安に組めるラインアップが豊富にありますし、盛り上がったらうれしいですね」と期待している様子だった。

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