インテルが「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」搭載ノートPCを国内初披露 どんなモデルがある?(2/2 ページ)
日本時間の深夜、Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)が発表された。それを受けて、インテルがイベントの基調講演において同プロセッサを国内で初めてお披露目した。併せて、展示会場では一部メーカーの搭載PCの展示も行われた。
LEVEL-16FH130-U7-UHX(ユニットコム)
ユニットコムの「LEVEL-16FH130-U7-UHX」は、Core Ultra 7 268Vを搭載するiiyama(イイヤマ)ブランドの16型ノートPCだ。外観を見る限り、先に紹介したTHIRDWAVE DX-L7LAと同じハードウェアをベースにしているものと思われる。
Prestige 13 AI+ Evo A2(MSI)
MSIの「Prestige 13 AI+ Evo A2」は、同社のプレミアムブランド「Prestige(プレステージ)」から発売される13.3型モバイルノートPCだ。
今回展示されていたのは、Core Ultra 7 268Vを搭載する構成で、Evo Editionの認証を取得している。
ASUS Zenbook S 14(UX5406)(ASUS JAPAN)
ASUS JAPANの「ASUS Zenbook S 14(UX5406)」は、同社のプレミアムノートPCブランド「Zenbook(ゼンブック)」から登場する14型モバイルノートPCだ。
今回展示されていたのは、Core Ultra 200Vシリーズの最上位モデル「Core Ultra 9 288V」(Pコア4基/最大5.1GHz+Eコア4基/最大3.7GHz)を搭載する構成で、Evo Edition認証を取得していたが、展示機の中で唯一「参考出展」とされた。
Acer Swift 14 AI(SF14-51)
日本エイサーの「Acer Swift 14 AI(SF14-51)」は、同社の小型/軽量ノートPCブランド「Swift(スイフト)」から登場する14型モバイルノートPCだ。同社はSnapdragon X Plus/Elite搭載の同名モデルをリリース済みだが、モデル名で区別が付くようになっている(Snapdragon構成は「SF14-11」「SF14-11T」となる)。
今回展示されていたのは「Core Ultra 7 258V」(Pコア4基/最大4.8GHz+Eコア4基/最大3.7GHz)を搭載する構成で、Evo Editionの認証を取得している。
Copilot+ PC(新しいAI PC)の要件を満たすノートPCという観点で、競合のQualcommやAMDに遅れを取っていたIntelだが、今回リリースしたCore Ultra 200Vシリーズによって“同じ土俵”に上がることができるようになる。ただし、同シリーズやAMDの「Ryzen AI 300シリーズ」のCopilot+ PC化は11月以降となる見通しだ。
今回披露されたノートPCの中には、Snapdragon X Plus/Eliteを搭載するモデルを“同じ”ボディーを採用するモデルもある。IntelとAMDの違いならさておき、Intel(x86)とQualcomm(Arm)となると、CPUアーキテクチャ自体が異なり、動かないアプリが出てくる可能性も否定できない。
もしもPCショップや家電量販店で両モデルが一緒に並べて販売されたら、消費者は混乱しないだろうか――そんな不安がよぎった筆者であった。PCメーカーがどのように“売り分けて”いくのか、注目したい。
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