新型Ryzen AI搭載の「ProArt PX13」はデスクトップPCの置き換えも可能なモバイルPCなのか? 試して分かった夢と現実:ある日のペン・ボード・ガジェット(2/5 ページ)
プロイラストレーターのrefeiaさんが、どうしても試してみたかった新型「Ryzen AIプロセッサ」搭載のノートPC「ProArt PX13」を試してみました。
見た目も美しく多彩な用途に対応するボディー
それでは外観や接続仕様を見ていきましょう。ソリッドでシックなデザインで、質感も良いです。
底面は広いグリルの造形がありますが、吸気口として穴が開いている部分はそれほど大きいわけではありません。
薄型と言いたいけどどうかな、と一瞬迷うぐらいの厚さ(約15.8〜17.7mm)があるにはありますが、日本マイクロソフトの「Surface Laptop」と比べてもわずかに分厚いぐらいです。
CPUやGPU、HDMIのブランドのロゴシールは普段はどうでもいいと思うことが多いですが、カチッときまったデザインの本機にはうれしくない視覚的ノイズになっています。もし自分が買ったならば真っ先に剥がすと思います。また今回は詳しくは書きませんが、本機のトラックパッドは、左上の部分がダイヤルデバイスとして使える機能も入っています。
左右の側面には排気口と、USB4対応のUSB Type-C端子が2基、USB 3.2対応のUSB Standard-A端子が1基、HDMI出力端子、microSDメモリーカードスロット、3.5mmのイヤフォン端子、専用充電端子があります。USB Type-C端子からも充電はできます。
付属のACアダプターは出力200W対応の大型なタイプで、ケーブル込みで実測値は567gでした。外付けGPU搭載機だと、システム電力100W超えでぶん回すような使い方をしながらでも十分な速度で充電していける容量が要求されるので、大きく重くなるのは仕方ないです。
手元の出力100Wや65WのUSB Type-C充電器を接続してみると、容量不足の警告は表示されても充電はされていくので、モバイル用途なら小型の充電器を用意するのも手かもしれません。また、ディスプレイはコンバーチブル式のため、タブレットのように使ったり、テントスタイルのような設置にしたりすることもできます。
また、マルチタッチとMPP 2.0のペンプロトコルにも対応しています。今回は評価用の純正ペンが無いので詳しくは見ませんが、サードパーティーのMPPペンを試したら筆圧を伴って動作していて、普通のペン・オペレーションには問題なさそうでした。
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