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私たちの“仕事”に適したビジネスPCをどう選ぶ? 〜メモリ編〜情シス目線のビジネスPC選び(4/4 ページ)

従業員に支給するビジネスPCの機種選定は意外と大変な作業だ。どのようなポイントをチェックすればいいのか。情シス目線で役立つ各パーツの解説を連載でお届けする。

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最低限16GBのメモリは搭載しておきたい

 業務で16GBのメモリを搭載したノートPCと、32GBのメモリを搭載したデスクトップPCの計2台を利用している筆者の体験をもとに、ビジネスPCに搭載したいメモリ容量について考えてみよう。

 普段、チャットツールやビデオ会議を行いながら、SaaSツールを使ったドキュメントの作成の一般的な業務の他に、リモートデスクトップやVisual Studio Code、PowerShellを使って大規模なIdP(Identity Provider:クラウドサービスなどを利用するユーザーの認証情報管理システム)を管理している。

 チャットツールやビデオ会議、SaaSツールを使ったドキュメント作成業務においては、16GBのメモリを搭載したノートPCでも特に動作が重たくなることもなく、快適に業務を行える。

 ちなみに、Microsoftが提唱するCopilot+ PC(AI PC)に関しても、要件として16GB以上のメモリ搭載が定められている。

→・Microsoftが「新しいAI PC」の要件を発表 40TOPS以上のNPU搭載が“必須”に

 ただ、Visual Studio Codeでスクリプトを書きながら、内蔵するターミナルでIdPの管理や、ログ解析などを行うと、メモリ16GBのノートPCでは、少し厳しい場面に遭遇する。

 とはいえ、何もできないくらい負荷が高まる、というわけでもないため、ビジネスPCには、最低限16GBのメモリを搭載することを強くオススメしたい。

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