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「KなしCore Ultra 7」が登場! 高価でも低消費電力で高い注目を集める:古田雄介の「アキバPickUp!」(1/4 ページ)
Intelの「Core Ultra 7」で初となる"末尾Kなし"モデルの「265」が売り出された。従来の"Kあり"より高価ながら、消費電力の低さで注目を集めている。また、PC-98風デザインの横置きケースは販売前から話題となった。
先週(2月16日週)は、CPUに話題の新製品が登場している。Intelの20コアモデル「Core Ultra 7 265」だ。Core Ultra 7以上では初のオーバークロック非対応となる"末尾Kなし"型番で、価格と主なスペックは以下のようになる。
| モデル名 | Pコア | Eコア | スレッド | 内蔵GPU | 内蔵NPU | 消費電力 | 価格(税込み) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 7 265 | 8コア(2.4〜5.5GHz) | 12コア(1.8〜4.6GHz) | 20 | Intel Graphics | NPU3 | 65〜182W | 7万4000円弱 |
「7万円を切ったらより売れるんじゃないかと」――Core Ultra 7 265の評判
価格は2024年10月に登場した「Core Ultra 7 265K」(7万9000円弱)や「同265KF」(7万6000円弱)の初回価格と比べると低いが、それぞれ6万8000円前後と6万4000円前後まで下がった現行価格で並ぶと目立って高く映る。
TSUKUMO eX.は「価格が落ち着いて、7万円を切ったらより売れるんじゃないかと思います。消費電力が低いですからね」と話していた。
消費電力は265K/265KFの125〜250Wと比べて大きく下り、65〜182Wとなる。パソコン工房 秋葉原パーツ館も「これだけ低いと需要が生まれますよね。Core Ultra 5を超えるスペックと発熱の低さを両取りするニーズは確かにあるので、注目している人は少なくないんじゃないでしょうか」という。
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