検索
ニュース

デルがフラグシップ「Alienware Area-51」ノートPCを日本投入 4月3日発売 標準構成は65万円から

デル・テクノロジーズのゲーミングノートPCのフラグシップモデルを日本に投入する。当初はCore Ultra 9 275HX/GeForce RTX 5080 Laptop GPUを搭載する構成のみが用意されるが、他のCPU/GPUを備える構成も後日追加される。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 デル・テクノロジーズは3月31日、フラグシップゲーミングノートPC「Alienware 16 Area-51」「Alienware 18 Area-51」を4月3日に発売することを発表した。同日に発売する標準構成(後述)の想定価格はAlienware 16 Area-51が65万円、Alienware 18 Area-51は73万円となる。

Alienware 16/18 Area-51
Alienware 16 Area-51(左)とAlienware 18 Area-51(右)
Alienware 16 Area-51
Alienware 16 Area-51の試作機(USキーボード構成)
Alienware 18 Area-51
Alienware 18 Area-51の試作機(USキーボード構成)
登壇者
3月13日に行われた発表会の登壇者。左からデル・テクノロジーズの松原大氏(ジャパンコンシューマー&リテール アソートメントプランナー兼コンサルタント)、エヌビディアの澤井理紀氏(シニアテクニカルマーケティングマネージャー)、米Dell Technologiesのアンジェラ・リチター氏(CSB Online Executiveセールス担当バイスプレジデント)、江上千沙氏(APJ ディスプレイアソートメントプランアー兼シニアアドバイザー)

Alienware 16/18 Area-51の概要

 Alienware 16/18 Area-51は、Dell Technologiesが1月に“復活”を宣言したAlienwareのフラグシップブランド「Alienware Area-51」のノートブックモデルだ。デスクトップモデルの「Alienware Area-51 Gaming Desktop」については、2月26日に発売されている。

 両製品はデスクトップモデルと共に新しいデザイン言語「AW30」を採用しており、見えないヒンジ(ゼロヒンジ)強化ガラス(Corning Gorilla Glass)による“見える”底面など特徴的な外観を手に入れている。

その名の通り
その名の通り、AW30はAlienwareブランドがデル(Dell)に加わってから30周年を迎えることを記念したデザイン言語となる
ヒンジが見えない
Alienware 16/18 Area-51は天板(ディスプレイ)と基部をつなげるヒンジが見えない「ゼロヒンジ」を採用している。なお、この設計は特許出願中だという
閉じた状態
閉じた状態でも、ヒンジは見事に見えていない。本当に驚きだ
底面
底面の一部は透明な強化ガラスとなっており、冷却ファンなどがしっかりと見えるようになっている

 CPUはCore Ultra 200HXプロセッサ、外部GPUはGeForce RTX 50 Laptop GPUシリーズを搭載している。メモリはDDR5-6400規格またはDDR5-7200規格(XMP適用)のSO-DIMMで、最大64GBまで搭載可能だ。SSDはPCI Express 4.0/5.0接続のSSDで、2基/3基搭載時はRAID 0構成で出荷される。

 両モデル共に、今回リリースされる標準構成(最小構成ではない)は以下の仕様となる。

  • CPU:Core Ultra 9 275HX(Pコア8基+Eコア16基)
    • Core Ultra 7 255HX(Pコア8基+Eコア12基)構成も後日登場
  • GPU:GeForce RTX 5080 Laptop GPU
    • GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU/GeForce RTX 5090 Laptop GPU構成も後日登場
  • メモリ:32GB(DDR5-6400規格)
    • Core Ultra 7 255HX構成は16GB(DDR5-6400規格)が標準となる
    • DDR5-6400規格の場合は最大64GBまで選択可能
    • DDR5-7200規格(XMP適用)の場合は最大32GBまで選択可能
  • SSD:1TB(PCI Express 4.0接続)
    • 1基構成の場合は、2TB/PCI Express 5.0接続のモジュールも選択可能
    • 2基/3基(RAID 0)構成の場合、PCI Express 4.0接続のモジュールのみとなる

 ディスプレイはAlienware 16 Area-51が16型、Alienware 18 Area-51が18型の液晶ディスプレイを搭載している。サイズ以外の主要スペックは共通で、パネル解像度は2560×1600ピクセル、リフレッシュレートは最大300Hz、遅延は最短3ミリ秒となる。最大輝度は500ニトで、DCI-P3の色域を100%カバーしている。表示同期はNVIDIA G-SYNCに対応し、Advanced Optimusも利用可能だ。

 Webカメラは顔認証と4K(3840×2160ピクセル)撮影に対応するモジュールを内蔵する。海外では顔認証とフルHD(1920×1080ピクセル)撮影対応モジュールも用意されているが、日本向けに投入されるかどうかは未定となっている

カメラ
Webカメラは顔認証と4K撮影に対応する

 ポート類は左側面にイヤフォン/マイク端子とSDメモリーカードスロットを、背面にUSB 5Gbps Standard-A端子×3、Thunderbolt 5(USB4)端子×2(※1)、HDMI出力端子と電源端子を備える。Alienware 18 Area-51については有線LAN(2.5GBASE-T)端子も備えている(※2)。Thunderbolt端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be:320MHz幅)とBluetooth 5.4に対応する。

(※1)海外モデルでは「GeForce RTX 5070 Laptop GPU」以下を搭載する構成において「Thunderbolt 4端子」となるが、現時点で日本向けには用意されていない)
(※2)Alienware 16 Area-51についてはUSB Type-C接続の2.5GBASE-Tアダプターが付属する

 キーボードはAlienware 16 Area-51がテンキーなし、Alienware 18 Area-51がテンキー付きで、以下の構成から選べる。

  • 日本語配列
  • 米国英語(US)配列
  • US配列/メカニカルキー(CherryMX製)

 タッチパッドについては、オプションでLEDライト付きに変更することも可能だ(※3)。

(※3)GeForce RTX 5070 Laptop GPU以下を搭載する構成ではLEDライト付きを選択できない(日本投入は未定)

左側面
左側面の様子。SDメモリーカードを備えたのは「AlienwareノートPCはクリエイターが使うことも多く、クリエイターのお客さまから多く要望を受けたから」だという
右側面
右側面にポート類はない
Alienware 16 Area-51の背面
Alienware 16 Area-51の背面には有線LAN端子がない
Alienware 18 Area-51の背面
一方で、Alienware 18 Area-51の背面には有線LAN端子がある
キーボード
Alienware 16 Area-51のUSキーボード構成
キーボード
Alienware 18 Area-51のUSキーボード構成

 ボディーサイズと最大重量は以下の通りとなる。

  • Alienware 16 Area-51
    • サイズ:約365(幅)×290(奥行き)×21.6〜28.5(厚さ)mm
    • 最大重量:約3.4kg
  • Alienware 18 Area-51
    • サイド:約410(幅)×320(奥行き)×24.32〜30.5(厚さ)mm
    • 最大重量:約4.34kg

Alienware 27 4K QD-OLED Gaming Monitorも日本デビュー

 両製品と同時発表された27型の量子ドット有機EL(QD-OLED)ディスプレイ「Alienware 27 4K QD-OLED Gaming Monitor(AW2725Q)」も国内投入が決定した。3月18日に発売される予定で、想定販売価格は13万9800円となる。

Alienware 27 4K QD-OLED Gaming Monitor
Alienware 27 4K QD-OLED Gaming Monitorの日本投入も決定した
Alienware 27 4K QD-OLED Gaming Monitor
本製品も、Alienware Area-51シリーズと同様にAW30デザインを採用している

 また、Alienware 16/18 Area-51にピッタリな「Alienware 16 バックパック」(16型モデル向け)と「Alienware 18 バックパック」(18型モデル向け)も近日中に発売される。想定販売価格は16型用が1万340円、18型用が1万8700円となる。

バックパック
Alienware 16 バックパック(左)とAlienware 18 バックパック(右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る