Windowsの9月セキュリティ更新で複数の問題が発生 帯域外(OOB)更新でおおむね解消
Microsoftが9月8日に配信したセキュリティ更新プログラムの適用後、複数の問題が発生した。これに対処するための「帯域外(Out of Band:OOB)更新」を適用すると、一部の問題を除き解消可能だ。
Microsoftが9月8日(米国太平洋夏時間:以下同)から配信しているWindows向けの9月セキュリティ更新プログラムについて、適用後に複数の問題が発生することが分かった。問題は9月14日から配信している「帯域外(Out of Band:OOB)更新」を適用することで一部を除き解消する。
なお、何らかの理由でまだ9月のセキュリティ更新を適用していない場合は、OOB更新を代替としてインストール可能だ。
9月14日に突如公開された、Windows 11 バージョン24H2/25H2向けのOOB「KB5129195」。自動更新が有効な場合、既に9月のセキュリティ更新を導入済みでも差分がインストールされるようになっている
Hyper-V上のLinux VMでホストフォルダーが見えない(解消済み)
9月のセキュリティ更新の適用後、Windowsの仮想化システム「Hyper-V」で稼働するLinux仮想マシン(VM)がホストデバイスのフォルダーにアクセスできなくなる問題が確認された。この問題は、以下の条件を“全て”満たした場合に発生する可能性がある。
- VMを「HCS(Host Compte Service)」を通して管理している
- ホストデバイスとのファイル共有に「Plan9」を使っている
この条件に当てはまる形でLinux VMを扱うアプリとしては、Microsoftが純正環境として用意している「WSL(Windows Subsystem for Linux)」や、Claudeが提供する「Claude Cowork」のWindows版が挙げられる。
この問題が起こりうるのは以下のWindowsを導入しているデバイスだが、OOBを適用すると解消可能だ。
- Windows 11 バージョン26H1
- Windows 11 2025 Update(バージョン25H2)
- Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)
- Windows 11 2023 Update(バージョン23H2)
- Windows 10 バージョン 22H2
- Windows 10 バージョン 21H2
USB Audio 1.0デバイスがうまく動作しない(一部解消)
9月のセキュリティ更新の適用後、「USB Audio 1.0」規格に準拠したUSBオーディオデバイスにおいて以下の問題が発生することが確認されている。
- オーディオデバイスがそもそも利用できない
- この場合、デバイスマネージャー上で「Code 10」のエラーを起こしている
- デバイスを認識しているのに音が出ない
- ボリュームコントロールが動作しない(または音量が「0」に固定される)
- 設定の「サウンド」が応答しないか利用できない
- マルチチャンネルオーディオを利用できない
- この場合、2チャンネル(ステレオ)出力に切り替えると音が出る場合がある
これらの問題が起こりうるのは、以下のWindowsを導入しているデバイスで、OOBを適用すると「マルチチャンネルオーディオを利用できない」問題は解消できる。
- Windows 11 バージョン26H1
- Windows 11 2025 Update(バージョン25H2)
- Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)
- Windows 11 2023 Update(バージョン23H2)
- Windows 10 バージョン 22H2
- Windows 10 バージョン 21H2
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Windows 10 Enterprise LTSC 2016
- Windows Server 2025
- Windows Server 2022
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
他の問題については原因の究明中で、今後の更新で解消される見通しだ。
なお、これらの問題は「USB Audio 2.0」規格のUSBオーディオデバイスを含め、他の規格のオーディオデバイスでは発生しない。
「Remote Desktop Services(RDS)」の動作が不安定になる(解消済み)
9月のセキュリティ更新の適用後、一部のデバイスにおいて「Remote Desktop Services(RDS)」が不安定になる問題が報告された。問題が発生した場合の主な症状は以下の通りだ。
- リモートデスクトップにつながっても数分で切れてしまう
- リモートデスクトップにサインインできない
- 以下のアプリが応答しなくなることがある
- Microsoft 管理コンソール(MMC)
- RDS ライセンス診断ツール
- エクスプローラー
- Windows Update
これらの問題が起こりうるのは、以下のWindowsを導入しているデバイスだが、OOBを適用すると解消できる。
- Windows 11 バージョン26H1
- Windows 11 2025 Update(バージョン25H2)
- Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)
- Windows 11 2023 Update(バージョン23H2)
- Windows 10 バージョン 22H2
- Windows 10 バージョン 21H2
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Windows 10 Enterprise LTSC 2016
- Windows Server 2025
- Windows Server 2022
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
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