PUPdate流 HDD大研究対決! Maxtor PersonalStrage vs LaCie d2(1/2)前回の記事でMaxtorの外付けHDD「PersonalStrage」の特色はおわかりいただけただろうか? ではお待ちかね、ガチンコ・ベンチマーク対決の始まりだ
前回の記事でMaxtorの外付けHDD「PersonalStrage」の特色はおわかりいただけただろうか? ではお待ちかね、ガチンコ・ベンチマーク対決の始まりだ。
PCの外部インタフェースを利用する外付けHDDが、インタフェース速度に大きく左右されるということは容易に想像できるだろう。SCSIを除く一般的なものではUSB 2.0/1.1やIEEE1394がある。USB 1.1はWindowsマシン、Macintoshマシンともにポピュラーで、古くから取り付けられている。Windowsマシンに関しては、最近になりより高速なUSB 2.0規格へ移行しつつある。ちなみにUSB 2.0の転送速度は480Mbps、USB 1.1の12Mbpsの40倍ものスペックを実現しており、これからのメインストリームとして期待されている。MacintoshマシンはUSB 1.1が主流だが、今後USB 2.0も採用されていくのではないだろうか。 もう一方のIEEE1394は、バイオユーザーやデジタルビデオカメラユーザーにとって「iLINK」、Macintoshユーザーにとって「FireWire」として古くから親しまれており、転送速度は400Mbpsとなっている。こちらのインタフェースも最近になりIEEE1394bに進化し、Macintoshでは800Mbpsの転送速度を実現した「FireWire800」を採用しはじめている。Windowsマシンではこれからというのが現状。しかし、もともとデジタル家電と相性の良いインタフェースなので別途拡張カードを用意しているユーザーも多く、拡張性の高いIEEE1394は今後も浸透していく見込みだ。 そうした背景をふまえると、PC界の勢力の分布から現時点でもっとも共通性があるのがIEEE1394という結論に達した。そこでIEEE1394を使ってベンチマークから実力を測ってみたいと思う。 今回のPersonalStorageの対決相手は、プロ市場で手堅い人気を持っている、フランス製のLaCie d2だ。
人気のMaxtor PersonalStorageと、プロ仕様のLaCie d2の対決。ベンチマークでどのような差が出るのかさっそくチェックしてみよう
とその前に、コストと使用感について報告する。Gバイトあたりのコストパフォーマンスを考慮すると、圧倒的にPersonalStorageに軍配が上がる。今回対決に使用した5000DV(200Gバイト)の実勢価格が3万8800円、d2のFireWire HDD(200Gバイト)が同じく実勢価格で4万9800円と1万円以上の開きがあるのだ。 実際の使用感だが、PersonalStorageの1.2kgに対してd2の1.4kg(スタンド使用時で1.8kg)はやはり重過ぎる。オーディオドライブならば回転運動をする機械を詰め込む際に重さがあったほうが安定するという図式は分かるのだが、PCパーツにこの考えは無用かもしれない。 また、気になるのが動作音だが、PersonalStorageは見事に静音化されていてアクセス音もまったく気にならない。一方のd2はも静かなのだが少し耳障りな音がしてきてしまう。金属の筐体ということで、わずかな音も伝達してしまうのだろう。
「PersonalStorage 5000DV」(左)はインタフェースもIEEE1394×2とUSB 2.0の充実装備。大容量でも扱いやすく、バランスに優れた外付けHDDだ。「LaCie d2」(右)はLaCie eyeとメタルボディーが印象的。今回使用したIEEE1394モデルだけでなく、USB 2.0モデル、FireWire800/USB 2.0モデルもある
ベンチマークの計測に使うのは「HDベンチ」「Sandra2003」「PC Mark2002」だ。最初にテストを行ったのはSandraだ。このソフトでは細かなスペックも確認できるのでそれぞれの数値を確認してみたい。尚、プラッターや容量で差が出ないように両者とも200Gバイトモデルを用意した。それではテストに取り掛かかってみよう。
Maxtor PersonalStrage5000DV with Sandra2003
Benchmark Breakdown
LaCie d2 with Sandra2003
Benchmark Breakdown [中山一弘(ユータック), ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. PUPdate流 HDD大研究FEED BACKピックアップ
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