PUPdate流 HDD大研究携帯サイト開発でも外付けHDDが大活躍 〜Personal Storageユーザー事例〜(2/2)ACアダプタはデカイですが、国内周辺機器ベンダーが出しているものでは電圧が100〜240Vまでのサポートがないので、大きさも世界仕様なのもアメリカ製品と感じるところです。
![]() PCを問わず、開発環境をコンパクトに移設できる点がいい、とのこと
――業務の中でMaxtor製品を使っているのはどんなシーンでしょうか? 新井:弊社では主に、開発サイドと弊社のエンジニアでのデータ交換などに利用しています。携帯を使ったソリューションというと、一般にデータが小さいと思われるかもしれません。しかし、開発から運用までを見通すと全体で管理しなければならないデータは結構大きくなります。 携帯サイトで最も重要なのが環境や負荷のテストで、通常は全機種、全キャリアの電話機でのテストを行います。このためのテストデータは、大きい場合数十Mバイトになります。さらに、負荷テストのログは100Mバイトを超えることもあります。社内外の担当者間でこれらのテストデータや結果を共有するには、直接HDDでやり取りをするのが一番手っ取り早いのです。これらは作業期間中、頻繁に更新・検証していますので、CD-RやDVD-Rで焼くには向きません。 飯嶋:あと、Maxtorのこの製品はUSB 1.1/2.0とIEEE 1394の両方を搭載しているのは便利ですね。担当者が使っているパソコンの環境もさまざまなのですが、これならば相手のインタフェースが何だったかを考えなくて良いので。 新井:また、キャンペーンなどですと、エンドユーザーの方の個人情報を扱う機会もあります。こういったものはプライバシーの問題もあり、ネットを経由しないでバックアップを作成したいので、データセンターへ行ってPCにつなぎ、データをコピーしたりもしています。 これからは、できればプロジェクト単位でHDD1つに完結させたいですね。環境とかテストデータとか丸ごとバックアップして。トラブルが発生した時、復旧も楽ですし。200Gバイトあれば、なんとかなるんじゃないかと実験しています。 標準でバックアップツールが付いてますよね。あれでポンとスイッチ押すと開発と実行に関わる全部の環境バックアップってのが野望ですね。今までDVD-Rでもバックアップを取っていたのですが、その部分をスピードアップさせると業務的にも余計なことにわずらわされなくてラクですし。 もちろんもっと容量があったら、プロジェクトの全部の記録を入れておきたいな、と考えてます。このためにも、是非ともバックアップソフトのLinux対応が待ち遠しいです。……かなりムチャな要望かも知れませんけど(笑)。
![]() システム環境やデータを、開発環境からテスト環境・本番環境へ「そのまま」移動できるメリットは大きい、と新井氏 ――ほかの用途などは考えてらっしゃいますか? 飯嶋:エンジニアの間では結構評判が良いので、社内LANのサーバに接続できるものも1つ欲しいと思ってます。弊社のLANサーバには各プロジェクトの企画書だったり、プレゼン資料だったり、アクセスログだったり、社外秘の結構重要な情報が置いてあります。プロジェクトが終わったら情報をそのままにしておきたくないものが少なくない。 とは言っても社内サーバのデータを暗号化したり現実的ではないので、プロジェクト進行中だけIEEE 1394でつないでおいて、そのままバックアップとして保存すると便利だろうと考えていて、次のプロジェクトからはこの方法を取ろうと思っているんですよ。この価格帯なので、DVD-Rに何枚も分けて保存するよりははるかに効率的なのではないかと考えてます。 [ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. PUPdate流 HDD大研究FEED BACKピックアップ
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