ファイルメーカーで商用ウェブサイトを構築する
第4回 ZDNetファイルメーカーシステム「BeforeCMS」の構造(2/4)
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では、使っているフィールドを、具体的に解説していきます。
- どのメディア:ZDNN、Mobile、Broadband、Products、ZDNet Macといった、チャンネルの名前を入れます。
- 基本ファイル名:ファイル名のルールは、たとえばAppleの国内ニュース記事であれば、nj00_appleというふうにはいります。テンプレートで国内ニュースを選ぶと、nj00_xxxxまでは入ってくるので、xxxxのところを適当に置き換えます。
- チャンネルファイル名:基本ファイル名を、実際に使われるファイル名に変換するための計算フィールドが、これです。ZDNNでは、基本ファイル名がceatec_1であれば、チャンネルファイル名は、nj00_ceatec_1.htmlに、ページ番号が2ページ目ならば、nj00_ceatec_1_2.htmlとなります。
- 著者:著者名を入れます。このフィールドは、ZDWriters.fp5とリレーションを張っており、ZDWriters.fp5に該当する名前があったときには、本文の下に、その著者インデックスへのリンクが自動的に張られます。
- 本文:タグなしの文章が入ります。単独のファイル名が、IMGタグになったり、先頭が●で始まるパラグラフが、H3タグで囲まれるといったルールで、次の「本文HTML」に変換されます。変換ルールは、必要に応じて、チャンネルにより、異なります
- 本文HTML:基本的には、「本文」にHTML変換スクリプトをかけたものが、ここに入ります。ただし、特殊なHTMLタグを使いたい場合や、変換ルールにバグがある場合、細かい制御をしたい場合には、このフィールドを直接変換することも可能です。その場合、「校正はHTMLで」という注意書きを「進捗状況」に入れておきます。
- 概要:インデックスに入れるときのために、記事のサマリーを入れる場所です。ZDNet Macの場合は、最初のパラグラフをそのままもっていくことが多いです。
- タイトル:その名のとおり。ZDNet Products Reviewにおいては、タイトルの中に製品名フィールドと同じ文字列が入っている場合には、そこのフォントカラーを変更する仕様にしています。
- サブタイトル:複数の著者が同じシリーズの連載を受け持っている場合、ここにその連載の通しタイトルを入力しておきます。そうすることで、著者バックナンバーと、連載名によるバックナンバーを混在させることが可能になります。
サブタイトルが、ZDWriters.fp5に登録されている場合は、そのインデックスへのリンクが、その下のフィールドに表示されます