Wi2、ソフトバンク網を使った法人向けMVNO開始――モバイルルータをセットしたサービスも
ワイヤ・アンド・ワイヤレス(旧アッカ・ワイヤレス)は4月より、ソフトバンク網を使った法人向けのデータ通信サービス「Wi2 Mobile」を4月にスタートする。無線LANエリアを構築できるモバイルルータを組み合わせたサービスも用意した。
ワイヤ・アンド・ワイヤレス(以下Wi2、旧アッカ・ワイヤレス)は3月25日、ソフトバンクモバイルの携帯電話網を利用する法人向けMVNOデータ通信サービス「Wi2 Mobile」を発表した。4月1日から提供を開始する。
Wi2 Mobileは、ソフトバンクモバイルから「C01SW」として販売されている加Sierra Wireless製のUSB型データ通信端末を利用。2年契約を条件に、5480円の月額利用料金で下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsのデータ通信が全国で利用できる。なお、初期手数料として2700円が別途必要になる。
また、Wi2 Mobileとモバイルルータを組み合わせた企業の会議室向けソリューション「Wi2 Biz」も同時に提供を開始する。キャリアの通信網をバックボーンに、モバイルルータとWi2の無線LANサービスプラットフォーム「Wi2 300」などを組み合わせ、WPA/WPA2に対応した無線LANエリアを構築できる。モバイルルータは複数の機種を選定中で、目的に合わせてラインアップを増強するという。販売価格は3万円前後を予定し、レンタルサービスも検討している。
Wi2では、会議室や展示会場での無線LAN環境が必要な企業を中心に、カンファレンスや見本市などで不特定多数の来訪者に無線LAN環境を一定期間提供する場面などで需要を見込んでいる。
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