音楽は“テレビを視聴して、知る”が主流――ドコモ・ドットコム調べ
ドコモ・ドットコムが、モバイル向けの音楽コンテンツに関する調査結果を発表。音楽情報を得る手段は“音楽番組”が最多となり、楽曲のダウンロードは、“欲しい曲を決めてから探す”という回答が多数を占めた。
ドコモ・ドットコムは3月25日、「モバイル音楽コンテンツに関する調査」の結果を発表した。今回の調査は、1月7日から同14日まで、全国の16歳以上のNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルユーザー3000人を対象に行ったもの。
音楽情報を得る手段を聞いたところ、「音楽番組」が57.3%、「テレビCM」が44.7%」、「テレビ番組の挿入歌(ドラマ・ニュースなど)」が44.3%、「ラジオ番組」が20.8%、「PCのアーティストのHP・ブログ」が20.2%、「家族・友人・知人からの口コミ」が20.2%となり、テレビを介して情報を入手する人が多かった。
音楽番組から情報を得るユーザーを男女別、キャリア別に見ると、NTTドコモユーザーでは男性が47.6%、女性が62.4%、auユーザーは男性が54.8%、女性が63.4%、ソフトバンクモバイルは男性が51.8%、女性が63.6%と、全キャリアともに男性よりも女性の方が、積極的にテレビから情報を得ていることが分かった。
携帯電話に音楽コンテンツをダウンロードする際の利用スタイルは、「欲しい曲を決めてから探しに行くことが多い」と合わせて、「どちらかというと決めてから探しに行く」と回答した人が、平均で84.0%を占めた。こうしたことから、携帯ユーザーは主にテレビから音楽情報を得て、欲しい曲を決めてからダウンロードするという傾向がうかがえる。
なお、同調査の詳細な内容は、3月27日発行の「モバイルコンテンツ市場マンスリーレポート(最新号)」に掲載される予定だ。
関連記事
- 調査リポート記事一覧
- 違法音楽配信サイト、約半数が「着うたが安くなったら使わない」
日本レコード協会らが、携帯電話ユーザーを対象とした違法音楽配信に関する意識調査の結果を発表。どうしたら違法サイトの利用をやめるかを聞くと、「違法となった場合」「有料着うたの料金が下がった場合」という回答が多数を占めた。 - “ケータイで音楽”は、まだ少数派
アイシェアが、携帯音楽プレーヤーと新曲情報に関する意識調査の結果を発表。音楽を聴くために最もよく利用する機器は、デジタルオーディオプレーヤーが7割超でトップとなり、携帯電話の2割を大きく引き離した。 - 携帯向け音楽配信サービス、重視するのは“料金”より“音質”
MMD研究所が、携帯電話向け音楽配信サービスの利用実態調査の結果を発表。1カ月にダウンロードする楽曲数は「月に1〜4曲」が最多となり、ダウンロードの際に重視するのは“音質”が“料金”を上回った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.